御影クラッセで「夏の自由研究スクール」開催へ 神戸の大学・行政と連携し防災・環境・健康を体験型で学ぶ
住商アーバン開発株式会社が運営する商業施設「御影クラッセ」(神戸市東灘区)で、子ども向け体験型イベント「御影クラッセ 夏の自由研究スクール」が2026年7月12日に開催されます。
甲南大学、神戸学院大学、神戸松蔭大学や神戸市の各部局などが参加し、「防災」「環境」「健康」を中心テーマに、展示や実験、ゲーム、ワークショップ、VR体験などを展開します。
同社は、夏休みの自由研究のヒント提供に加え、地域課題を身近に考える機会づくりにつなげるとしています。
地域の大学・行政が参加し、自由研究につながる学びを提供
イベントは、御影クラッセが掲げる年間テーマ「未来へつなぐ、神戸の恵み」に基づくSDGs関連イベントの一環として企画されたものです。同社によると、学校や家庭だけでは体験しにくい内容を、大学の教員や学生、行政担当者の専門性を生かして提供する方針です。
当日は「防災」「環境」「健康」など、暮らしに直結するテーマを扱う体験型ブースが並びます。VR(仮想現実)を使った疑似体験やカードゲーム、実験教室など、参加しながら学べる形式が中心です。参加費は無料とされています。

開催概要:7月12日、御影クラッセ1F広場で実施
イベント名:御影クラッセ 夏の自由研究スクール
実施日時:2026年7月12日(日)10:00~16:00
実施場所:御影クラッセ 1F広場(兵庫県神戸市東灘区御影中町3-2-1)
参加費:無料
※一部プログラムは事前予約・定員制で、応募多数の場合は抽選となります。
防災分野:ハザードマップやVR、カードゲームで「備え」を学ぶ
防災関連では、神戸市危機管理局が備蓄や家具固定など「災害への備え」をパネルで紹介するほか、神戸市建設局森林・防災部防災課が土砂災害や浸水などのリスクとハザードマップの見方、避難行動について伝えるプログラムを予定しています。
大学側からは、甲南大学が防災カードゲーム、神戸学院大学が防災をテーマにしたPCゲーム体験やVRを活用した地震・津波の疑似体験などを実施するとしています。神戸松蔭大学は、新聞紙やごみ袋など身近な材料で防災グッズを作るワークショップを行う予定です。

環境・健康分野:外来生物、リサイクル、DNA実験や栄養学体験も
環境分野では、神戸市環境局自然環境課が外来生物(人の手で本来いなかった地域に持ち込まれた生き物)に関する展示を実施し、在来種との違いや生態系への影響を学ぶ機会を設けます。
また、神戸市が進める「つめかえパックの水平リサイクル」(使用済みつめかえパックを同種用途の資源として循環させる取り組み)を題材に、仕組み紹介やデザインワークショップを行う体験ブースも予定されています。
健康・科学分野では、神戸学院大学が果物からDNAを取り出す実験を通じてPCR検査などの仕組みを学ぶプログラムを用意するほか、飲料に含まれる砂糖量の見える化、バスボムづくりを通じた化学反応の学習など、体験を通じて理解を深める内容が並びます。甲南大学は足裏の圧力分布測定などを行う実験教室を行うとしています。
甲南大学との地域連携「ACT」など、継続的な取り組みも
御影クラッセと甲南大学は2010年5月1日から、地域活性化を目的とした協定に基づく取り組み「ACT(Active&Academic Community Team)」を進めており、同社によると、これまでに約160の活動を実施してきたとのことです。
今回の自由研究スクールも、こうした産官学連携を生かした企画の一つに位置づけられています。
今後の展望:SDGsイベントを通じ、地域課題を考える機会の創出へ
御影クラッセは2028年に開業20周年を迎えることを踏まえ、地域課題解決に向けた取り組みを強化する考えです。同社は、商業施設を地域の学びや交流の拠点として活用し、子どもたちが防災・環境・健康といったテーマを「自分ごと」として考えるきっかけづくりにつなげたいとしています。
大学・行政と連携した体験機会が広がることで、地域の防災意識向上や環境理解、健康リテラシーの向上への貢献も期待されます。
SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。
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