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卵の中の胎動、ハチドリの舌の驚異…肉眼では見えない生命の神秘に迫る。写真家アナンド・ヴァルマ氏がディズニー「アースマンス」イベントで日本のメディアに初登場! – SDGsニュース|リンクウィズSDGs
卵の中の胎動、ハチドリの舌の驚異…肉眼では見えない生命の神秘に迫る。写真家アナンド・ヴァルマ氏がディズニー「アースマンス」イベントで日本のメディアに初登場!

卵の中の胎動、ハチドリの舌の驚異…肉眼では見えない生命の神秘に迫る。写真家アナンド・ヴァルマ氏がディズニー「アースマンス」イベントで日本のメディアに初登場!

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地球と向き合う「アースマンス(地球月間)」に合わせ、ディズニーは毎年4月にグローバルキャンペーンを展開しています。今年のテーマは、「Step Into Wonder(驚きと出会う)」。

 

4月7日に都内で行なわれたプレスイベントでは、生物の神秘を科学的な視点で映し出す写真家、アナンド・ヴァルマ氏が米国よりリモートで登壇しました。ここでは独創的な視点で語られたそのプレゼンテーションの模様をお届けします。

 

 

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「Wonder」の体現者、アナンド・ヴァルマ氏

ディズニーが掲げる今年の「アースマンス」のテーマは、自然とのつながりを再認識する「Step Into Wonder(驚きと出会う)」。このコンセプトをまさに体現しているのが、サイエンスフォトグラファーのアナンド・ヴァルマ氏です。

 

彼は、ナショナル ジオグラフィックが支援する探検家・研究者であり、地球の驚きを伝える案内人「エクスプローラー」の一人。その写真が同誌の表紙も飾るなど、科学と芸術を融合させた独自の表現で世界的な支持を集めています。そんな彼が、現代に必要な「驚き」の力について、語りました。

 

アナンド・ヴァルマ氏

科学と写真の融合――「発見」を共有するために

大自然の中で育ったヴァルマ氏は、かつて7つの水槽に囲まれて過ごすほど海を愛し、海洋生物学者を志していました。転機となったのは高校時代。趣味で撮ったヘビの接写に感動する親友の姿を見て、「写真は『発見』を共有し、人と人をつなぐ手段になる」と気づいたといいます。

 

その後、大学で科学を学びながらナショナル ジオグラフィックのアシスタントを7年間務めた彼は、科学者への夢と、撮影の仕事の間でジレンマに直面します。転機は2010年、同協会からの助成金で挑んだパタゴニアの湿地空撮でした。ヘリの代わりに凧(たこ)を用いる工学的な手法で撮影を成功させたことが、以降の独自のキャリアにつながりました。

日本のアニメから学んだ「視覚的な解釈」

ヴァルマ氏の作品は、伝統的な科学写真の枠を超えた芸術性を持っています。そのインスピレーションの源のひとつは、意外なところにあるといいます。

 

「私の写真は日本のアニメから強い影響を受けています。キャラクターをどう解釈し、どのディテールを強調し、どこを影にするかという手法を学びました」

 

特に『もののけ姫』などの作品に影響を受けたという彼の表現は、観る者の感情に訴えかけます。実際に、寄生バチの写真がナショナル ジオグラフィック誌の表紙を飾った際、読者から「虫は気持ち悪いと思っていたが、今はかっこいいと思う」というメッセージが届きました。この経験を通じて、「写真には人々の自然に対する考え方を変える力があるのだ」と実感したそうです。

 

  • コオロギに寄生して水中に誘導し、その体から這い出すハリガネムシ。コオロギは影に、寄生虫のハリガネムシのみにスポットライトを当てる手法を編み出す。©Anand Varma
  • テントウムシをゾンビ化させ、繭のボディガードにする寄生バチを撮影。2014年11月のナショナル ジオグラフィック誌の表紙となった。©Anand Varma

 

また、ミツバチの成長過程を60秒に凝縮した動画は、科学者からも「これまで知らなかった新しい行動が見られた」と評されました。彼にとって写真は、単なる「発見の共有」にとどまらず、自ら新たな科学的発見を生み出すためのツールとなっていきます。

 

続くプロジェクトはハチドリ。「現代の科学ツールを使って、科学者たちがどのようにハチドリを研究しているかを見せたい」と考えた彼は、専用のハイスピードカメラを駆使して、肉眼では決して捉えられないその一瞬を鮮やかに切り取っています。

 

  • 小型フォグマシンで発生させた霧により、ハチドリの羽の周りに生じる空気の流れを可視化。ビクター・オルテガ・ヒメネス氏が行なった実験を再現している。©Anand Varma
  • 1秒間に最大14回も蜜をなめる二股の舌。特注のガラス容器を用いることで、その驚異的な構造と動きを捉えた。©Anand Varma

    注意力を呼び覚ます特効薬は「驚き(Wonder)」

    現在、ヴァルマ氏はカリフォルニア州バークレーの「Wonder Lab(ワンダー・ラボ)」を拠点に活動しています。情報の溢れる現代で、人々の注意力が散漫になっていることに触れながら、彼はこう話します。

     

    「何に注意を向けるかは、何を大切にするかに直結します。私にとって、散漫になる注意力への特効薬は『Wonder(驚き)』です。驚きは、私たちがより大きなものの一部であることに気づかせてくれます」

     

    日常に潜む驚きに気づくコツとして、彼が提唱するのは「Slow-looking(ゆっくり見ること)」です。意識的にスピードを落とし、色や構造といった特定の要素に視点を限定して観察したり、周囲に問いを立てたりすること。こうした小さな「観察」の積み重ねが、普段は見過ごしている小さな神秘を知る一歩になります。

     

    ヴァルマ氏が写真を通して提示する「驚き」は、私たちが自然との関係を改めて見つめ直すきっかけを与えてくれます。

    • 現在もラボで進行中の、卵からヒヨコに変化する全貌を追うプロジェクト。ナショナル ジオグラフィック誌2025年12月号「ピクチャー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀写真賞)」の表紙を飾った。(Photo ©Anand Varma)
    • 卵の中でヒヨコになる過程に迫った1枚。©Anand Varma

    アースマンスを彩る、ナショナル ジオグラフィックの作品たち

    ディズニーの公式動画配信サービス「ディズニープラス」や「TV放送」では、地球の驚異を体感できる魅力的なコンテンツが満載です。

     

    ■ アナンド・ヴァルマ氏の挑戦を追う

    今回のイベントに登壇したヴァルマ氏のキャリアや、肉眼では見ることができない卵の生命の神秘を捉える姿に迫るドキュメンタリー。

     

    ■ アースデー&4月の特別編成(TV放送)

    全国のケーブルテレビ・衛星放送の「ナショナル ジオグラフィック」にて特集放送。

     

    • 特集:驚きと出会う  4月の毎週日曜 15:00-19:00(5日、12日、19日、26日)

    • 特別編成:アースデイ WITH ナショナル ジオグラフィック

    • 4月22日(水) 15:00-18:00 『ペンギンのひみつ:過酷な世界を生きる術』 、18:00-20:00 『ミツバチのひみつ:自然界の小さなヒーロー』

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    ■ニュース提供元:ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

    https://www.disney.co.jp/corporate

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