国連UNHCR協会、世界難民の日に合わせ特別キャンペーン「もしも わたしが あなただったら」を開催 映画上映やウェビナーで難民への想像と共感を促進
特定非営利活動法人 国連UNHCR協会は、6月20日の「世界難民の日」に合わせ、難民への想像と共感を広げる特別キャンペーン「もしも わたしが あなただったら」を2026年6月9日から7月31日まで実施します。
期間中は「映画を観る」「ウェビナーで話を聞く」「SNSで共有する」の3つの参加アクションを用意し、難民一人ひとりの状況への理解を促す取り組みです。
6月20日には、UNHCR親善大使のMIYAVIさんがヨルダン視察を報告する特別ウェビナーも開催されます。
世界難民の日に合わせ、3つのアクションで参加を呼びかけ
国連UNHCR協会によると、世界では紛争や迫害などを理由に故郷を追われた人々が1億人以上にのぼるとされています。「世界難民の日」は、そうした人々に思いを寄せ、難民支援への関心を高めるために国連が定めた国際デーです。
今回のキャンペーンでは、「映画を観る」「ウェビナーで話を聞く」「SNSで誰かと共有する」という3つの行動を通じて、想像することから支援が始まるという考え方を広げたいとしています。
映画「バーバリアン狂騒曲」のオンライン上映と、文京区での劇場上映
キャンペーンの企画の一つとして、フランス映画「バーバリアン狂騒曲」(2024年/101分/フランス語、英語・日本語字幕)のチャリティ上映を行います。同作は、ウクライナ難民の受け入れ準備を進めていたフランスの小さな村に、予期せずシリアからの難民一家が到着するところから物語が展開するコメディドラマです。
オンライン上映の配信期間は2026年6月9日(火)10:00から7月31日(金)23:55までで、参加費は「寄付つき鑑賞(任意の金額)」または「無料鑑賞」から選べます。申込締切は2026年7月31日(金)22:00です。
また、キャンペーン期間中には「難民映画祭パートナーズ」による劇場上映も予定されており、6月30日18:30から東京都文京区の文京シビックホール・小ホールで上映会が開かれるとしています(詳細は公式ページで確認が必要です)。
さらに国連UNHCR協会は、映画上映を通じて難民問題への共感と支援の輪を広げる「難民映画祭パートナーズ」の上映主催団体を限定5団体で募集し、通常は主催者が負担する上映料を同協会が全額負担するとしています。

6月20日にMIYAVIさん登壇の特別ウェビナー、辻愛沙子さんもゲスト出演
6月20日(土)17:00〜18:00には、世界難民の日の特別ウェビナー「難民と、世界とつながる――UNHCR親善大使 MIYAVI ヨルダン視察報告会」を実施します。主催はUNHCR駐日事務所と国連UNHCR協会で、国連UNHCR協会公式YouTubeチャンネルで生配信されます。参加は無料で、事前申込が必要です。
国連UNHCR協会によると、MIYAVIさんは2026年5月にヨルダンを訪問し、首都アンマンで都市部で暮らす難民家族の声を聞いたほか、約5万人のシリア難民が暮らすザータリ難民キャンプで日本の支援により運営されているコミュニティセンターや医療施設などを視察したとのことです。音楽やサッカー交流を通じた子どもたちとの交流も行ったとしています。
ゲストには、2022年にバングラデシュの難民キャンプを訪れたクリエイティブディレクターの辻愛沙子さんが出演し、司会は国連難民サポーターの武村貴世子さんが務めます。

SNSではハッシュタグ投稿を呼びかけ
3つ目の参加方法として、映画やウェビナーを通じて感じたことをSNSで共有する取り組みも行います。国連UNHCR協会は、ハッシュタグ「#想像からはじめよう」「#世界難民の日」を付けた投稿を呼びかけ、発信の連鎖につなげたいとしています。
UNHCRと国連UNHCR協会の役割
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、国連の難民支援機関で、難民、国内避難民、無国籍者などの保護・支援に取り組み、世界約130カ国で活動しています。1954年と1981年にノーベル平和賞を受賞し、本部はスイス・ジュネーブにあります。
国連UNHCR協会は、日本におけるUNHCRの公式支援窓口として2000年に設立されました。UNHCR駐日事務所と連携しながら、UNHCRの活動を支える広報・募金活動を行っている認定NPO法人で、寄付に対する税制優遇の領収証を発行できるとしています。
今後の展望
国連UNHCR協会は、映画やオンラインイベント、SNS発信といった参加しやすい手段を組み合わせることで、難民問題を「統計」ではなく「一人ひとりの生活」として捉えるきっかけを広げたい考えです。身近な行動から支援や理解につながる機会づくりとして、取り組みの広がりが期待されます。
SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。
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