アップサイクルで使用済み企業ユニフォームの産業廃棄物を削減!
企業用ユニフォームや関連品の企画・販売を行う専門商社、株式会社ユニフォームネットは、これまで廃棄されていた使用済みユニフォームをアップサイクルするプロジェクト「ReBaton(リバトン) SUSTAINABLE PROJECT」を、2023年4月より始動させました。ユニフォームから糸や繊維、プラスチック原料などに再資源化するマテリアルリサイクルによって、アップサイクル製品を製造。産業廃棄物を削減し、持続可能な社会への取り組みが進められています。
アップサイクルプロジェクトを始動
企業用ユニフォームの専門商社である株式会社ユニフォームネットは、古くなったユニフォームを回収しアップサイクルする「ReBaton(リバトン) SUSTAINABLE PROJECT」を2023年4月よりスタートさせています。
「ReBaton(リバトン) SUSTAINABLE PROJECT」のしくみ
ユニフォーム新規買い替え時に、不要となった使用済みユニフォームを無料で回収。回収したユニフォームは適切なリサイクル処理ののちに再資源化され、アップサイクル製品に生まれ変わります。
使用済みユニフォームを提供した企業は、回収されたユニフォーム数に応じてアップサイクル製品を購入することで、社内外へ向けて自社の取り組み(CSR活動)を周知させることができます。
参加は、株式会社ユニフォームネットで新ユニフォームを購入するすべての企業が可能で、社員数や事業規模は問われません。
また、ユニフォームの採用がない企業、または新規買い替えが未定の企業も、アップサイクル製品の購入で「賛同企業」としてプロジェクト支援が可能です。
ReBaton公式サイト https://www.rebaton.jp/
※回収した制服はエコログ・リサイクリング・ネットワーク(https://www.ecolog.co.jp/)の企業によって処理・再資源化。
アップサイクルにより生まれた新製品
第1弾アイテム 「ReBaton ワークグローブ」
素材:ポリエステル、綿、その他(リサイクル素材)
価格:1,100円(税込)
この製品は、主に企業から回収した使用済ユニフォームを再資源化(反毛)した糸で織られています。
※写真のグローブは株式会社ユニフォームネットの制服一新の際に出た使用済み事務服&ブルゾン(約100kg)を再資源化し、その再生繊維を7%使用。
その他、ポリエステル素材を溶解・成型したプラスチックの日用雑貨も企画進行中。製品は順次拡大予定。
マテリアルリサイクルで持続可能な社会へ
これまで新規買い替えで不要となったユニフォームは、再利用されることなくゴミとして廃棄されていました。この「ReBaton(リバトン) SUSTAINABLE PROJECT」では、混紡素材はフェルトや糸などに、ポリエステル素材はポリエステル糸やプラスチックの原料にして再利用します。
回収品を利用しやすいように加工し、新しい製品の原料とするリサイクル方法は、「マテリアルリサイクル」と呼ばれています。マテリアルリサイクルは、LCA(ライフサイクルアセスメント)の観点から、CO2の排出量、消費エネルギー量共に、最も合理的なリサイクル方法であるとの評価があります。
使用済みユニフォームをマテリアルリサイクルによってアップサイクルすることで、産業廃棄物を削減し、持続可能な社会づくりが目指されています。
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■ニュース提供元:株式会社ユニフォームネット
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