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ジャイアントパンダが食べ残した竹で、アオリイカの産卵床を製作! – SDGsニュース|リンクウィズSDGs
ジャイアントパンダが食べ残した竹で、アオリイカの産卵床を製作!

ジャイアントパンダが食べ残した竹で、アオリイカの産卵床を製作!

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和歌山県の人気テーマパーク「アドベンチャーワールド」で、ジャイアントパンダが食べ残した竹からアオリイカの産卵床を作り、地元白浜町の海の豊かさへつなげる活動が行なわれています。
6月14日には中学生約30人が参加して産卵床を製作、海底に沈めて設置しました。活動がスタートした昨年は成功し、今年は2シーズン目。上手くいけば6月下旬から7月中旬に産卵が見られる予定です。

パンダの竹を環境保全に活用!

ジャイアントパンダのファミリーが見られることで人気の和歌山県の動物テーマパーク「アドベンチャーワールド」では、パンダが食べる竹にまつわる環境保全の取り組み「パンダバンブープロジェクト」が進められています。

 

里山を荒廃させる竹を伐採し、ジャイアントパンダの食事として活用することで里山の環境を守り、さらに、これまで廃棄していたジャイアントパンダが食べない竹の幹の部分や食べ残した竹、糞を有効資源としてアップサイクルを推進するプロジェクトです。

 

パンダバンブープロジェクト

https://www.ms-aws.com/vision/sustainability/policy02/

 

 

竹で地元の海を豊かに! アオリイカの産卵床を製作

この「パンダバンブープロジェクト」の一環として、ジャイアントパンダが食べ残した竹の枝葉でアオリイカの産卵床を製作し、アドベンチャーワールドの地元である白浜の海底へ設置する活動が、2022年に続いて今年も行なわれています。

 

 

6月14日に、白浜町の白浜中学校1年生約30人が参加し、コンクリートブロックの穴に竹を差し込み、紐で固定するなどして産卵床を製作。町内3カ所の海底に設置しました。このうちの2つでは、生徒自らが船の上から産卵床を海へ投げ入れました。

 

2022年の設置の様子

 

設置後は、定期的にモニタリングされ、上手くいけば6月下旬から7月中旬にアオリイカの産卵が見られる予定です。

 

1回目となった2022年は、7月には海底の竹にびっしり産み付けられたアオリイカの卵が確認されました。

 

 

里山を守るパンダの竹を、海を豊かさを守る竹へとつなぎ、地域の人や子どもたちが自然や環境を考える学びの場としても活かしています。

 

この活動は白浜町との共催で、アオリイカ産卵床設置事業のサポートを行う「アオリコミュニティ」https://www.yamaria.co.jp/activity/aori_com(株式会社ヤマリア)、白浜中学校、ダイビングセンター「エルマール」、和歌山南漁業協同組合の協力によって行なわれています。

 

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■ニュース提供元:アドベンチャーワールド

https://www.aws-s.com/

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