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「テレビで見せられない汚部屋⁉️」「お弁当が減った楽屋裏⁉️」滝沢さんに聞く!芸能界ゴミ事情 –ゴミ清掃芸人 滝沢さんの部屋 – SDGsメディア Link with SDGs

ゴミ清掃芸人
滝沢さんの部屋

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TAKIZAWA ROOM

「テレビで見せられない汚部屋⁉️」「お弁当が減った楽屋裏⁉️」滝沢さんに聞く!芸能界ゴミ事情

「テレビで見せられない汚部屋⁉️」「お弁当が減った楽屋裏⁉️」滝沢さんに聞く!芸能界ゴミ事情

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芸能界のゴミ事情は、芸能界にいないと分からないことばかりですよね。私たちが普段見えていない芸能界。その裏側をゴミを通して、滝沢さんにお話を伺いました。

【Profile】滝沢 秀一(たきざわ しゅういち)さん

お笑い芸人/ゴミ清掃員。
1976年生まれ。1998年にお笑いコンビ「マシンガンズ」を結成。その後2012年に芸人のままゴミ収集会社に就職。お笑い芸人とゴミ清掃員の二つの顔を持ちながら活動をしている。現在はゴミ清掃員としてゴミ学を世間に伝えたり、エッセイ『このゴミは収集できません』(白夜書房)など、いくつもの本も出版している。

サークル

「部屋が綺麗になるのが嫌」⁉️芸人の汚部屋エピソード

――滝沢さんの周りにいる芸人の方で、この方の部屋は本当に汚かったというような印象を持っている方はいますか?

今はもう芸能界を引退していますが、事務所に所属していた芸人で一番の汚部屋といえば、彼だ!という人がいました。

 

部屋の中にあるもののほとんどがアダルト系のものです。

もともとゲームやアニメオタクだったようで、アニメ系のアダルトのものが多くありました。

 

ものすごく量が多かったため、テレビ番組でも収録させてほしいというオファーが来ましたが、本人は番組とはいえ、部屋が綺麗になるのを避けたかったため、断っていましたね。

 

 

――綺麗になるのが嫌なのですか?

現状を気に入っているので、いやなのだと思います。

 

私の知り合いに作家もいますが、その人の部屋も汚部屋です。

ですが、本人には汚部屋だという自覚がありません。少し散らかっているという印象しか持っていないようです。

 

彼の部屋を「断捨離」という言葉を作った方に写真を撮って見せたことがあるのですが、その時に言われたのが、「この人は自覚がなくても、自分で自分を虐待している」と言っていました。

 

基本的に汚部屋の人は、自分を虐待している「セルフネグレクト」と言われています。

 

また、私の後輩芸人に二人で汚部屋の整理収納をする会社を立ち上げている芸人がいますが、その後輩芸人が言うには、ゴミ屋敷にも種類があるって言っていました。

 

最初にお伝えした、アダルト系のものを貯め込んでしまうタイプは、欲望に身を任せているタイプです。

 

私も少し当てはまるのが、紙屋敷。書類や本を捨てられずに貯めていく人です。積読も近いですし、ゴミ屋敷の始まりだと言われています。

 

他に生ごみを溜め込む生屋敷、コンビニ弁当などを溜め込む弁当屋敷、尿をペットボトルに入れて保管してしまう尿ペット屋敷、動物をたくさん飼ってしまうペット屋敷などがあると、言っていました。

 

――汚部屋に居続けてしまう人は、心理的要素が強いのでしょうか。

本人はそこにいることを嫌がっていないというのが一番だと思います。嫌がっているのは、周りの人たちだけです。

 

ゴミ屋敷に住んでいる人は、欲望に忠実だと言います。

自分の気持ちに正直だから、そういう部屋になってしまうのだと思いますし、ゴミだと認識しないから、いつまでもその部屋に居続けることができるのだと思います。

 

サークル

テレビ局の「楽屋裏」

――テレビ局の楽屋裏についても教えていただけますか?

 

一昔前は、楽屋に入るといくつもの種類のお弁当が置かれていましたが、最近は人数分のお弁当しか置かれなくなりました。

 

食品ロスの問題があるからでしょうね。

 

――飲み物は、まだペットボトルを使っているのでしょうか?

そこはまだ変わっていません。

ですが、番組で使う飲料水は、必ずラベルを外しています。スポンサーの名前が出てしまうといけないからです。

 

そう考えると、清掃員としては助かっているのではないでしょうか。

 

また箱で買っている飲料水は、箱に名前が書いているので、初めからラベルがない飲料水もあります。

 

――マイボトルを使う芸能人もいますか?

もちろんいます。

意識の高い方は、マイボトルを持って移動されていますね。

 

 

――他にも変わったことや気にされていることはありますか?

私はテレビ局に行くと、ゴミ箱は見ています。ゴミ箱を見ることで、その局の民度がわかるからです。

 

私は抜き打ちでチェックをしているので、私が行く局は気を付けた方がいいかもしれません。

 

――ゴミ箱は局によって違いが出てくるのですね。フロアによっても違ったりするのでしょうか?

あるかもしれませんね。

常に忙しくしているフロアは、ゴミの事に気が回らず荒れている可能性もあります。

 

他にもゴミ箱が汚れがちになるのが、色々な人が出入りするフロアです。

タレントも制作の人も、色々な人がいるところは、誰の責任というのがわかりづらくなるため、汚れる傾向があります。街中のゴミ箱と同じですね。

 

――ゴミやリサイクルに関して、滝沢さんが芸能界に提案したいことはありますか?

ゴミの番組をしたいと思っています。

 

SDGsの番組は各局で放送していますが、その裏では本当に取り組んでいるの?と、疑問がある部分もあるので、私がプロデュースをして、ちゃんと結果が残せるような番組をしたいと思っています。

 

SDGsはどこの企業もそうですけど、ただブランディングのためだけにしているところも多くあります。芸能界で言うと、SDGsを推進しているのに、食品ロスをしていたら、口先だけだなというイメージがついてしまいますし。

 

ですので、SDGsの番組をするなら、食品ロスはもちろんですが、スタッフもみんなマイボトルにするというところから、始めてみたいと思っています。

 

私がゴミの番組をするなら、どうやってゴミを減らすのかも伝えたいですし、コンポストのことも伝えたいですし、ゴミ出しの分別をすることで、どれだけゴミの処理にかかっている金額が減るのかとか、そういうことも伝えたいですね。

 

――それは確かに、見たいと思う人も多いと思うので、ぜひ実現してほしいですね。

 

サークル

後輩芸人とともにつくった「地球と人にちょこっとやさしくなれる365日」

――昨年出版された「地球と人にちょこっとやさしくなれる365日」について、お話を伺ってもよろしいでしょうか?

SDGsだったり、地球に優しいことをしようとしたりすると、ハードルが高いと感じませんか?

 

ですが何もしないままだと地球にはよくありません。ですから、ハードルの低い小さなことからしていこうという本になっています。

 

内容としては、一日一項目ずつ試しに行動してみようというものになっていて、例えば車を使わないで歩いてみようとか、エレベーターを使わずに階段を使おうみたいなことを書いています。

 

これを朝に読んで、一回でも試しに行動してみて、意外と出来そう、継続できそうと思って頂ければ、それが習慣になっていきます。

 

こういったハードルの低いものが365個載っているので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいですね。

 

――この本は、「マシンガンズ滝沢秀一とゆかいな滝ゴミ芸人たち」として、他のお笑い芸人の方たちのアイデアも記載されているのですよね?

 

普段からゴミを拾う活動をしている太田プロの後輩芸人に、アイデアを出してもらいました。

 

芸人は売れていないからと言って、面白くないわけではありません。

 

きっかけがなくて売れていない芸人もたくさんいます。

そういった芸人たちに、何かきっかけをあげられたらという思いも込めて、彼らにも参加してもらったという経緯があります。

 

地球環境のためにもなりますし、売れない後輩芸人のためにもなる、素敵な本だと思いませんか?()

 

また後輩芸人たちが出したアイデアに正当性があるかどうかは、私が監修していますので、間違った内容は載っていませんので、安心してくださいね。

 

―― 書籍/活動紹介 ――

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