ズワイガニの危機に貢献!? 究極のカニカマで理想のズワイガニを体現
元祖カニカマ開発会社「スギヨ」は、ズワイガニの雄と雌の美味しさを合わせた新種のカニカマを3/1より発売します。ズワイガニ漁穫量の減少が危惧され代替品のニーズも高まる中、カニカマが生物多様性の保全に寄与するかもしれません。
雄と雌のいいとこどりを実現した美味しさ
ズワイガニの雄と雌は体格にも差があり、味にもそれぞれの特長があります。
雄は食べ応えがあり、口の中いっぱいに広がる上品で自然な旨味。雌は舌の上でほぐれるような繊細さがありながらジューシーです。
この雄と雌のいいとこどりを実現したカニカマ「香り箱 極」が、株式会社スギヨより3/1に発売されます。
石川県能登半島に本社を置くスギヨは、1972年に世界で初めてカニカマを開発した会社です。2004年にはズワイガニの雌(コウバコガニ)をイメージした「香り箱」で天皇杯を受賞、2007年にはズワイガニの雄をイメージした「大人のカニカマ」で、農林水産大臣賞を受賞しています。
限りある資源、管理必須のズワイガニ
人気の高い本家ズワイガニは、世界的にも様々な状況下にあり保全や見直しが求められています。
昨年10月、アメリカは2022年から2023年のシーズンのズワイガニ漁を初めて禁漁としました。アラスカ州に近いベーリング海では、近年、海水温が記録的に上昇した時期がありズワイガニが大幅に減少。現在は回復傾向であるものの、将来に備えた措置と見られます。
一方カナダでは、絶滅危惧種のクジラがズワイガニ漁の漁船と衝突したり、漁網が絡まって死んでしまう事故が相次ぎ、クジラ保護の観点からズワイガニ漁が制限されています。
また日本も、過去の乱獲による資源減少が危惧され、持続可能な漁穫量の管理が課題です。
そんな中で、今回新発売となるカニカマ「香り箱 極」は、究極の疑似ズワイガニとして新たな食文化を生みつつ、本物のズワイガニの資源保全にも貢献してくれるかもしれません。
【商品概要】
「香り箱 極」
・内容量 13g×10本(130g)
・希望小売価格 398円(税抜)
・売り場 鮮魚売り場
<3つのこだわり>
風味:100種類以上の香りを分析・検証。雄のカニの複雑な旨味を再現
形状:雄特有のボリューム感があり、繊維は雌のように細くしなやかに
食感:雌の繊細な口当たり、ほぐれ感とジューシーさ。雄のように口の中においしさが溢れる感覚を生み出す
----------------------
■「香り箱 極」商品情報提供元:株式会社スギヨ
----------------------
SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。社会課題から身近にできることまで幅広く取り上げ、分かりやすくお伝えします。
他のニュースを見る
OTHER NEWS