「サステナ行動してる?」電通が調査結果を発表。生活者を7タイプに分類した特徴も!
生活者のサステナビリティに関する行動(サステナアクション)とその背景にある価値観の分析を目的に、株式会社電通により「生活者のサステナアクション調査」(調査期間2023年9月30日~10月3日)が実施され、ファインディングスが発表されました。
「生活者のサステナアクション調査」から見えたことは…?
電通によって、全国15~79歳の生活者1400人を対象にした生活者のサステナビリティに関する「生活者のサステナアクション調査」が行なわれ、そこから得られたデータとファインディングスが公開されました。
主なファインディングスは以下の4項目。それぞれの詳細もご紹介していきます!
主なファインディングス
①「サステナビリティに配慮した生活をしたい」と思う人は約半数(49.1%)、男女ともに15~19歳が多い。思わない人は2割以下(16.9%)。
②「サステナビリティに配慮した生活をしたい」と思う人のうち、実際にできている人は4割強(42.1%)。
③ほとんど(97.9%)の人が日々の生活において「22個のサステナアクション」(※)を実践し、ゴミの分別やリサイクルを行っている人は9割超(90.9%)。
④生活者のサステナビリティに関する意識・行動をクラスター分析し、7タイプに分類。「22個のサステナアクション」を多く実践しているタイプは、「スマートライフスタイル層」「サステナエバンジェリスト(伝道者)層」「サステナ定着層」。
注)調査における構成比(%)は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合あり
※22個のサステナアクション=サステナビリティに関する以下の22個の行動を電通が選出。
①ゴミを分別/不用品をリサイクル/ペットボトル回収 ②マイボトル・エコバッグを活用 ③詰め替え商品を購入 ④長く使えそうなものを購入/修繕 ⑤節水や節電やエコ運転・省エネ ⑥ゴミを削減/紙資源を節約する ⑦自分の暮らす地域の農産、海産物の消費 ⑧消費期限の近いものから手に取る(手前取り) ⑨環境に配慮した移動手段利用 ⑩中古品やリサイクル品活用 ⑪できるだけものを持たない・ミニマリスト生活 ⑫地域通貨などの地域消費 ⑬地域貢献活動 ⑭環境や人権やDEI等に配慮する企業を選択 ⑮フェアトレード商品購入 ⑯サブスクリプション活用 ⑰環境配慮型住宅やエコカー購入 ⑱クラウドファンディング・寄付 ⑲サステナビリティに関する情報発信 ⑳シェアリングサービス活用 ㉑サステナビリティに関連するイベント参加 ㉒2拠点生活・住む場所を固定しない
①「サステナビリティに配慮した生活をしたい?」 YES年代は15~19歳がトップ!
「サステナビリティに配慮した生活をしたいと思う」とした人は、49.1%で約半数に。反対に、「サステナビリティに配慮した生活をしたいと思わない」とした人は2割以下でした。
「サステナビリティに配慮した生活をしたいと思う」人は男性よりも女性が多く、男女ともに15~19歳が最も多く、次いで70代が多い結果となっています。
Q. (現在できている、できていないにかかわらず)あなたはサステナビリティに配慮した生活をしたいと思いますか。
②「サステナビリティ行動ができている?」YESは4割強!
「サステナビリティに配慮した生活をしたいと思う」とした人のうち、「実際にサステナビリティに配慮した生活ができている」とした人は42.1%でした。
Q.実際にサステナビリティに配慮した生活ができていますか。
③ほとんど(97.9%)の人が何らかのサステナビリティ行動を実践!
日々の生活における「22個のサステナアクション」を実践している人は97.9%で、ほとんどの人が何らかの行動を実践。特に、「ゴミを分別する/不用品をリサイクル/ペットボトル回収」を行っている人は9割超になっています。
Q.あなたは「22個のサステナアクション」で「日常的に」もしくは「たまに」実践されているものはありますか。
Q.あなたは以下のサステナアクションで「日常的に」もしくは「たまに」実践されているものはありますか。(n:1400)
④調査結果を分析して、生活者を7タイプに分類してみると…⁉
日々の生活における「22個のサステナアクション」を実践する生活者の意識と行動をクラスター分析し、「スマートライフスタイル層」「サステナエバンジェリスト(伝道者)層」「サステナ定着層」「地域貢献層」「経済メリット重視層」「フォロワー層」「無関心層」の7タイプに分類。
「22個のサステナアクション」を多く実践しているタイプは、サブスクリプションや家など物を持たずに生活する傾向の強い「スマートライフスタイル層」、サステナビリティに関する情報の収集や発信を行う「サステナエバンジェリスト(伝道者)層」、ゴミを出さない、食品ロスを生まないなどの意識が高い「サステナ定着層」となりました。
サステナビリティに関する生活者の意識・行動7タイプの特徴
【調査概要】
・目的:国内における生活者のサステナビリティに関する行動(サステナアクション)、さらにその背景にある価値観の分析
・対象エリア:日本全国
・対象者条件:15~79歳男女
・サンプル数:1400(性年代各100人ずつ、計1400人を人口構成比でウエイトバック集計)
・調査手法:インターネット調査
・調査期間:2023年9月30日~10月3日
・調査機関:株式会社電通マクロミルインサイト
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■ニュース提供元:株式会社電通
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