全国のイオンモールで衣類・雑貨の不要品回収ボックスの常設を開始!資源循環サービス「PASSTO」を導入
国内でも衣類の大量廃棄が環境問題となっている中、衣料品関連企業の専門店が多くを占めるイオンモールは、全国のイオンモールに不要品回収ボックスを順次常設することを発表しました。
資源循環サービス「PASSTO(パスト)」のスキームを活用し、回収ボックスは「環境の日」である6月5日から順次設置、2024年度中に全国のイオンモール約90店舗での不要品回収と、稼働1年間(2025年)での回収量約1,000トンが目指されています。
「捨てない」から始める循環へ! イオンモールに資源回収ボックスを常設
全国のイオンモールでは、家庭で不要となった衣料品や雑貨を回収することで地域のごみを削減、ごみを資源として循環する社会を目指し、常設の不用品回収ボックスが設置されています。
※「環境の日」の6月5日より順次設置
その背景には、国内における衣類の年間廃棄量が、約45万トン(2022年 環境省サステナブルファッション)とされ、雑貨も含め使用可能なものが大量に廃棄されている問題があります。
衣料品関連企業の専門店が多くを占めるイオンモールは、廃棄問題においても主導で取り組み、リユース・リサイクル率を上げることで、衣料品業界の抱える課題解決のサポートへつなげます。
この取り組みは、資源循環型ビジネスを展開する株式会社ECOMMIT(エコミット)が提供する資源循環サービス、回収・選別・再流通を一気通貫で行う「PASSTO(パスト)」のスキームが活用されています。
昨年11月に、千葉エリアの4店舗(イオンモール成田/イオンモール千葉ニュータウン/イオンモール富津/イオンモール木更津)にて先行実施され、今回はいよいよ全国展開となりました。
不要品の回収・選別・再流通を一気通貫で行う資源循環サービス「PASSTO(パスト)」
「PASSTO」は、使わなくなった不要品を「回収」し、最適な使い道の「選別」、再活躍させる「リユース・リサイクル」の循環をつくる仕組みです。PASS TOを短縮した造語で、「次の人に渡す、未来に渡す」の意味が込められています。
暮らしに一番身近な資源循環の入口となることで、生活者がより気軽に資源循環に参加できる場と、“捨てる”以外の選択肢を提供し、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。
PASSTO https://www.passto.jp/
回収した衣料品や雑貨などは、リユース、リサイクルによる資源循環が行なわれます。
また、資源回収ボックスやベンチなどの館内什器にアップサイクルし、回収した衣料品がイオンモール内での循環につながっていることの体験を創出し、不用品を捨てずに資源化するという利用客の行動変容を促します。
この回収ボックスの設置により、2024年度中に全国のイオンモール約90店舗での不要品回収と、稼働1年間(2025年)での回収量約1,000トンが目指されています。
イオンモール 環境課題への取り組み総合サイト
https://www.aeonmall.com/heartful-sustainable/circularmall/
イオンモール×「PASSTO(パスト)」の衣料品・雑貨の回収 実施概要
実施開始日:2024年6月5日~
実施場所 :全国のイオンモール(イオンモール(株)直営89モール)※6月は関東、九州エリアのみ、順次拡大予定
回収品目 :衣料品・雑貨(ファッション・ホビーのみ)
回収目標量:稼働1年間(2025年)で約1,000トン
●回収品目
衣類(トップス/ボトムス/ジャケット/コート等)
雑貨・ホビー用品(バッグ/キャップ・ベルト/ミニカー・鉄道玩具/ぬいぐるみ・フィギュア等)
《注意事項》
一度回収したモノは返却できません。
濡れたものを入れないでください。
やぶれ・シミ・過度の毛玉があるものは回収できません。
ブロックなど細かく散らばるものは、袋に入れて投函してください。
イオンモールオリジナルデザインの回収ボックス
お客様がご家族と一緒に楽しみながら資源循環のアクションに参加できるようにと「まち」をテーマに、SDGs17の目標の1つである「つくる責任 つかう責任」のカラーにしたデザインに。ボックスの屋根の部分には、廃棄衣類繊維のリサイクルボード「パネコ」を使用し環境にも優しい素材です。
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■ニュース提供元:
株式会社ECOMMIT
イオンモール株式会社
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SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。社会課題から身近にできることまで幅広く取り上げ、分かりやすくお伝えします。
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