【独自】みんなの「SDGs」ツイートどんな言葉と一緒につぶやいている?
SNS上でも徐々にSDGsの活動が広がりつつあり、Twitterでは日々SDGsにまつわるたくさんのことがツイートされています。
今回はみんなのツイートを「テキストマイニング」によって分析。
この一週間で「SDGs」と共にみんながどのようなキーワードをツイートしたのかを明らかにします。
調査期間:2022年12月7日~12月13日、Exploratoryを使用したテキストマイニング(サンプル数20,000)
最も多いキーワードは「人」
SDGsと共にツイートされるキーワードで、最も多いのは「人」。次いで環境、世界、応援、社会などが並びます。
いま人々がSDGsと共にどのようなことに関心を寄せているのかがひと目で分かり、興味深い結果に。
中には「Ponta」や「ESG」など一般的なワード以外のキーワードも上がっていますので、それぞれのキーワードを解説します。
「Ponta」「Greenpontaaction」
「Ponta」がSDGsとともにツイートされている理由には、Pontaがただの共通ポイントプログラムというだけでなく、「Green Ponta Project」というサステナブルな暮らしを目指した活動を行なっていることが背景にありそうです。
具体的には、Pontaポイントをサステナブルな商品と交換するサービスや、Pontaポイントでの寄付などを行っています。
一方、「Green Ponta Action」はスマホアプリで、歩いて環境にやさしい行動をとることでPontaポイントをためることができるサービスです。
いわゆる「ポイ活」でもありますが、ただポイントをためるだけではない、日常生活の中で気軽に取り組めるSDGsとしてユーザーが増えており、10万ダウンロードを突破しているとのことです。
「ESG」
これはESG投資に関連すツイートだと思われます。
ESG投資のESGとは、E=環境(Environment)、S=社会(Social)、G=企業統治(Governance)として、環境や社会、企業統治に配慮している企業を重視し、そういった企業を選んで投資することを指しています。
ESG投資は欧米を中心に広く浸透し、投資金額も年々拡大しています。ESGに配慮している企業は社会的意義が高く、持続した成長が見込めるなど、将来性も含めて買われている状況にあります。
Link with SDGsの「特集記事」でも専門家の方々からサステナブルな投資が注目されているというお話が度々出ており、社会的に関心が高いキーワードと言えます。
年賀状
記事執筆時点(2022年12月)で年賀状を送るシーズンということもあり、どうもSDGs的に年賀状を送り合うのはどうなのか、と疑問を呈する議論も出ているようです。
確かに紙という資源を消費することや、郵便で使用される輸送の燃料の消費に対しては、SDGs的な観点から見ると良くないのかもしれません。SDGsの一環として年賀状を出さないという企業も増えています。
一方で環境にやさしいエコ用紙や再生紙を用いた年賀状もあり、ハガキを送り合うという文化が無くなっても良いのだろうか、という観点から直ちに年賀状をやめられない方も少なくはないはずです。
また、書き損じたハガキや不要となった切手は、認定NPO法人シャプラニールの「あなたのはがきが、だれかのために。」キャンペーンに送ることでSDGsへの貢献にも繋がります。
今年の年賀状、SDGsを考えると何をすれば良いのか、考えるきっかけにもなればと思います。
その他キーワード
その他にも、この分析でかなり幅広いキーワードがツイートされていることが分かります。
女性、人権、フード、貧困など……SDGsは「環境」だけではなく、様々なことを解決するための目標だからこその結果です。
今後もみんなのツイートを分析し、SDGsへの意識がどのように変化しているのか、定期的に調査していきたいと思います。
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SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。社会課題から身近にできることまで幅広く取り上げ、分かりやすくお伝えします。
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