早稲田大学の学生チームと唐津南高校が連携、回収ペットボトルキャップをビーズアクセサリーにアップサイクル
NPO法人唐津Farm&Foodは、佐賀県立唐津南高校「虹ノ松原プロジェクトチーム」と早稲田大学の学生チーム「Precious Plastic WASEDA」が連携し、回収したペットボトルキャップをビーズにアップサイクルするワークショップを実施したことを発表しました。
取り組みではLCA(ライフサイクルアセスメント)の考え方を取り入れ、環境負荷の「見える化」が図られました。今回の活動で、CO2削減量は約1,834kgと算定されています。
唐津市の事業の一環として、回収キャップを「身につける」形に再生
今回のワークショップは唐津市の「カーボンニュートラルチャレンジ事業」に関連する取り組みとして実施されました。
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唐津南高校「虹ノ松原プロジェクトチーム」 -

ワークショップの様子
唐津市内の小学校・公民館などで回収したペットボトルキャップは、2025年度合計で840kg(約33,600個)にのぼるとしています。

ワークショップでは、回収したキャップをビーズへアップサイクル(廃棄物に新たな価値を付けて製品化すること)し、ビーズブレスレット、ハンドストラップ、傘のマーカーなどの制作につなげました。
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ペットボトルキャップをビーズにアップサイクル -

ビーズをブレスレットに
参加者は唐津南高校の1年生・2年生・進路決定後の3年生で、連携したのは早稲田大学の環境系学生サークル「環境ロドリゲス」のプロジェクトである「Precious Plastic WASEDA」です。
2026年2月13日には、Precious Plastic WASEDAがビーズを用いてアクセサリーや傘マーカーなどの仕上げ制作を行ないました。

LCAの考え方を導入し、環境価値を数値で可視化
唐津Farm&Foodによると、本取り組みではLCA(ライフサイクルアセスメント)を活用しました。LCAは、原料調達から製造、輸送、使用、廃棄までの一連のプロセスで環境負荷を定量評価する手法です。
Precious Plastic WASEDAの計算式を用い、今回の活動でCO2削減量は約1,834kgと算定したとのことです。
「傘のマーカー」も制作、使い捨て削減のきっかけづくりを狙う
制作物の一つに「傘のマーカー」を採用した背景には、日本の傘の年間消費量が約1.2〜1.3億本にのぼり、そのうち約6割(約8,000万本)がビニール傘等であるという現状があります。
ビニール傘をその場しのぎで購入せず、シェアサービス等へ選択肢を変えることで、1回の利用で約692gのCO2削減につながるという試算も公表されています。
傘を識別しやすくし、大切に使い続けるきっかけを増やしたいとの思いから、制作ラインナップに加わりました。

学校・大学・地域がつながる循環モデルの継続を目指す
このプロジェクトでは、学校・大学・地域が連携し、回収から再資源化、製品化、発信までを一体で進めるモデルづくりが目指されています。今後もPrecious Plastic WASEDAと協働し、カーボンニュートラルチャレンジ事業として継続的に取り組み、地域の回収活動や環境学習とも接続しながら循環の輪を広げていくとしています。

SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。
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