フードロスを抑制!冷凍刺身の定期便サービス「さかなとくらし one bite fish」が2025年度グッドデザイン賞を受賞
伊藤忠インタラクティブ株式会社とF.デザイン NAGASAKI株式会社が協働で推進する冷凍刺身の定期便サービス「さかなとくらし one bite fish(ワンバイトフィッシュ)」が、2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。
同サービスは日本一の魚種数を誇る長崎の多魚種という「多様性」に着目し、地場企業と都市部企業が共創する新しい流通・消費の仕組みを実装しています。
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月に1回、長崎の魚が届く!
「one bite fish」は、日本一の魚種を誇る長崎の豊かな海から選りすぐった魚を、“ひとくちサイズの冷凍刺身パック”で毎月お届けするサブスクリプションサービス(定期便)です。
特徴は、6パックのうち4魚種が毎月入れ替わり、2魚種は定番として届けられる構成なのだとか。 魚種数日本一ならではの仕組みで、毎月ちがった魚に出会える楽しさがあるそうです。
“解凍するだけで食べられる常備魚”という新しい日常を提案し、急速冷凍技術や魚種ごとに最適な調整により、“コリコリ”とした鮮度と味わいをそのままキープ。さらに各パックのQRコードと同梱の情報誌「さかなとくらし」では、長崎のお魚好きによる魚へのこだわりやおすすめの食べ方を発信しています。
「さかなとくらし one bite fish」とは
提供形態:月1回配送(第3土曜/クール便)
価格帯:レギュラー月額5,000円/ダブル月額10,000円/プレミアム月額15,000円(税込、初月2,000円引き)
仕様:毎月入れ替わる旬の多魚種4種+通年2種(計6種)で構成(コースにより異なる)
公式サイト: https://lp.onebitefish.jp/2024/

地域漁業支援にも
同サービスの特徴は以下の通りです。
➀多魚種の価値化を目指す設計(月替り4種+定番2種の構成で「多様性そのもの」を提示)
➁完全受注生産 × 月1回配送でフードロスを抑制し、持続可能なサプライチェーンを志向
③食体験と情報をあわせた提供(冷凍刺身と情報誌「さかなとくらし」+QR連携で、魚の背景や食べ方を伝える)
④FFFプロジェクトを背景にした広がり(養殖事業者・大学・DAOコミュニティとの連携)
グッドデザイン賞の審査委員は「「魚種日本一の長崎の特性を活かし、多様な魚を定期便で届ける仕組みは、魚食文化の継承と地域漁業支援につながっている。鮮度や食感を守る工夫や、情報を届ける仕掛けも整えられており、地域の魅力を自然に伝える取り組みとして好印象だった」とコメントしました。
■グッドデザイン賞 受賞ページはこちら

水産業の課題解決に挑み続ける
「one bite fish」は、2020年にスタートしたオープンイノベーション型の取り組み「Find Fish’s Future Project (FFFプロジェクト)」から生まれました 。
同プロジェクトは、魚食離れや未利用魚の活用といった地域水産業の複合的な課題解決に挑むもので、地域の資源・生産現場に関わる企業、都市部のビジネス・デザインの視点を持つ企業、そして流通の現場を支える企業が、それぞれの強みを生かして緊密に連携する「共創体制」によって推進されているのだそう。
また、赤潮被害時の支援型販売や、長崎大学が主導する「ながさき BLUE エコノミー」との連携、DAO型コミュニティとの接続など、多様な活動を展開していくそうです 。

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■情報提供元:伊藤忠インタラクティブ株式会社
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