なかやまけんみゃくん(検脈)です! 自分で脈をチェックして心房細動の早期発見へ。ACジャパン支援キャンペーン広告になかやまきんに君が登場
公益財団法人 日本心臓財団は、7月より公益社団法人ACジャパン「支援キャンペーン」による啓発活動を開始しました。
「検脈」による心房細動の早期発見の重要性を伝えるため、なかやまきんに君を起用した広告を展開。心臓の不調が気になる人だけでなく、健康な人にも興味を持ってほしい。そして健康的で前向きなパワーで、正しく気軽に検脈してもらうことを目指した作品になっています。
実は、検脈は自分でも簡単に行なうことが可能です。心臓の一部が細かく痙攣する「心房細動」にいち早く気がつくことで脳梗塞などのリスクを予防することにつながるため、幅広い周知が目指されています。
「心房細動」の早期発見へ。日本心臓財団がキャンペーン広告になかやまきんに君を起用
日本心臓財団の2024年度ACジャパン支援キャンペーンが7月1日よりスタートしています。
広告にはさまざまな健康情報を積極的に発信している「なかやまきんに君」を起用、「心房細動」の早期発見と、定期的な健診をテーマにした啓発広告が展開されます。
テレビCMでは、日本心臓財団の活動に賛同した「なかやまきんに君」が、自身の筋肉の動きで正常な脈と心房細動との違いを表現しています。
広告の映像(ACジャパン ホームページ)
https://www.ad-c.or.jp/campaign/support/support_04.html
ポスターや新聞広告では、自身の心臓に「おい、オレの脈。正常なのかい?不規則なのかい?どっちなんだい!」と問いかけます。さらに、「なかやま検脈(ケンミャーク)!」というキャッチコピーとともに、「検脈サイドチェスト」をキービジュアルとして使用。思わずマネしたくなるポーズとともに、自分で行なう正しい検脈方法を覚えることができます。
キャンペーンを通じ、「なかやまきんに君」と同世代の人々を含め、自分は健康だ、大丈夫だと思っている方や心臓の不調を気にかけることのなかった方などに向けて、幅広く定期的な健診、検脈の重要性を訴えます。
「心房細動」とは…?
心臓の一部である心房という部位が細かく痙攣して、心臓が血液を十分に送り出せなくなる病気です。
さらに、心房細動が原因でできた心臓内の血栓が動脈を通り脳に流れて発症する「心原性脳塞栓症」は、命にかかわる大きな脳梗塞につながることが多く、一命をとりとめても麻痺や寝たきりなど重い後遺症が残る可能性が高い脳梗塞です。
2020年の日本における推定患者数は100万人超(※1)で、65歳以上で有病率が高まります。しかし、心房細動患者の約4割が無症状(※2)であり、たとえ心房細動が起きたとしてもすぐに治まることが多いため、年1回の健康診断での心電図記録で必ず検出できるとは限りません。
※1 Ohsawa M, et al. J Epidemiol 2005:15:194-196
※2 Senoo K, et al. Circ J. 2012;76(4):1020-1023
見過ごされやすい心房細動の早期発見には、まずは心房細動を知ること、息切れや動悸などの自覚症状を軽視しないこと、そして、検脈や心電図記録など、早い段階から自分で脈をチェックすることが重要だと言われています。
日本心臓財団は、「一人でも多くの方に『心房細動』のリスクと早期発見の重要性を知っていただき、家庭での検脈と定期的な健診が習慣になることで、循環器病の予防と健康寿命の延伸とにつなげていきます」としてキャンペーンを進めています。
毎日の習慣に! 自分で脈をチェック
■自分自身で脈をチェックする方法
実は毎日気軽にできる検脈。習慣にすることで、体の変化にいち早く気づくことにつながります。
SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。社会課題から身近にできることまで幅広く取り上げ、分かりやすくお伝えします。
他のニュースを見る
OTHER NEWS