高校生がゴミ拾いで競い合う!「スポGOMI甲子園2024」が開催決定
2008年に日本で誕生したスポーツである「スポGOMI」をご存じでしょうか。
名前の通り、ゴミ拾いで競い合う勝敗を決めるという地球にやさしいスポーツです。
そんなスポGOMIで日本一を目指し闘う、スポGOMI甲子園が今年も開催!2024年6月8日(土)の岩手県予選を皮切りに全国40カ所で激戦が繰り広げられ、12月には東京で全国大会が行なわれます。
「ゴミ拾い」×「スポーツ」の融合!?
スポGOMIとは、企業や団体が取り組む従来のゴミ拾いにスポーツのエッセンスを加え、今までの社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥のスポーツです。
世界では毎年少なくとも800万トンものプラスチックごみが海に流出しており、そのうちの2~6万トンのプラスチックごみが日本から流出している※といいます。
出典:https://www.env.go.jp/content/900543578.pdf
海洋ごみの7〜8割は、雨が降った際に路上のごみが川や水路に流出する「街ごみ」が原因です。しかしながら、 一人一人のごみを減らす意識や行動がまだまだ低いのが現状です。そこで、若い世代から環境意識を高めることを目的としてスポGOMI甲子園が開催されています。
スポGOMIは基本的に1チーム3~5名以下の編成で行なわれ、制限時間は1時間。集めたごみは種類によってポイントが付与され、そのポイントが高かったチームが優勝となります。
・相手を尊重する
・ルールを尊重する
・審判を尊重する
という3つの決まりに則り、行なわれます。
全国の高校生が闘志を燃やす!スポGOMI甲子園
全国の高校生が各エリアでゴミ拾いを競い合い、高校生ゴミ拾い日本一を決める大会です。
3名1組のチームを組み、60分間でエリア内のゴミを拾いその量と質を競い合います。
スポGOMI甲子園は2019年に始まりました。1回目は20道府県にて予選を行ない1,197名が参加しましたが、5回目となる昨年は40道府県にて予選を行ない2,625名が参加するなど競技人口は増加しています。
6回目の開催となる今年も、全国40エリアで予選を実施。
予選を勝ち抜いた40チームが12月1日に東京で行なわれる全国大会に出場します。
また、昨年11月には世界21カ国代表による世界大会が行なわれるなど世界にも広がり始めています。
参加することでSDGsに貢献できる
2,625名が参加した前回大会では、約2,496kgものゴミが集められました。
スポGOMIで街をきれいにすることは、SDGsの目標である
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標14 海の豊かさを守ろう
目標15 陸の豊かさも守ろう
の達成に大きく関与しています。
持続可能な未来のために、熱く闘うスポGOMI甲子園に注目です。
大会概要の詳細や、参加申し込みは以下のリンクから。
https://www.spogomi.or.jp/zenkoku/
SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。社会課題から身近にできることまで幅広く取り上げ、分かりやすくお伝えします。
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