熱海の港で漁師に教わる！星野リゾートが提供する夏の自由研究プロジェクトで、未利用魚について学ぶ

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熱海の港で漁師に教わる！星野リゾートが提供する夏の自由研究プロジェクトで、未利用魚について学ぶ

Link with SDGs編集部最終更新日: 2024-05-16

皆さんは小学生の頃、どのような夏休みを過ごしていましたか？
近年では、自然の中で普段できないような体験をしながらSDGsについて学べる学習体験が普及しています。
星野リゾートリゾナーレ熱海では、規格外であったり見た目が悪いなどの理由で利用されない魚（通称：未利用魚）の活用方法について学べるプログラムが開催されるそう。
未利用魚の普及のために少しでも未利用魚について知り、活用法について考えられるプログラムとなっています。

無駄になってしまう魚をどう活かす？

星野リゾートリゾナーレ熱海では、2024年7月22日～8月26日の毎週月曜日から1泊2日で漁師の仕事を本格的な体験を通じて学ぶ「Fisherman’s Academy ～夏休みの自由研究～」が開催されます。

地元の漁師や市場の協力のもと漁に出て魚を獲り、獲った魚を市場に卸し、学んだことをワークシートにまとめて自由研究を完成させるプログラムです。今回で5回目の開催となりますが、市場には出回らない「サイズが不揃い」や「鮮度が落ちやすい」ような魚の活用方法を学ぶ体験が加わります。獲った魚は土鍋ご飯やつみれ汁、唐揚げにして余すことなく食べられるのだそう。

自分で釣り上げた魚を市場に卸す！

熱海での体験内容は3つのステップで構成されています。

ステップ①：翌日の漁に向けて獲れる魚を予測して網を仕掛ける
現役漁師と一緒に天候や波の状況から網を仕掛けるポイントを決めます。獲れる魚を予想して、漁船に乗って実際に網を仕掛けます。魚を引き上げるためのロープを結ぶなどの工程も体験できるそうです。

ステップ②：刺し網漁で獲る
前日に仕掛けた網を引いて魚を獲る、さし網漁に挑戦。漁師にコツを教わりながら精一杯引っ張ります。予想した魚が獲れた際には、達成感を味わえるそうです。

港から戻った後は、獲った魚を降ろすために市場へ移動。自分がとった魚に値が付き、競り落とされる瞬間を目の前で見ることができます。また未利用魚の廃棄を減らそうと取り組む地元の魚屋から、魚の流通だけでなく未利用魚の活用方法を直接学びます。

市場から戻り、漁師から獲った魚の部位や体のつくりを学びながら捌きます。自分で獲った魚を丸ごと1匹使って炊き上げた土鍋ご飯は格別なのだとか。
さらに、市場で学んだ未利用魚をつみれ汁や唐揚げにして余すことなく味わう経験は、食へのありがたみを感じるきっかけになります。

ステップ③：1泊2日の体験をワークシートにまとめる
体験後は、プログラム専用ワークシートに体験を通じて分かったことや気付いたことなどをまとめます。体験中にスタッフが撮影した写真をシートに貼り、1泊2日の体験を振り返りながら自由研究を完成させます。家に持ち帰ったあとも、教わった工夫や知恵を見返すことができるそうです。

■体験スケジュール

<1日目>
13:00 リゾナーレ熱海を出発
13:30 港に到着
14:00 漁師と学習タイム
14:30 漁師と網を仕掛ける
15:30 リゾナーレ熱海に帰館

<2日目>
6:00 リゾナーレ熱海を出発
6:30 漁体験
7:30 市場で魚を卸す・競り見学・未利用魚について学ぶ
9:00 港で魚の捌き方を教わり、調理し味わう
10:30 漁師と振り返り・まとめ
11:00 リゾナーレ熱海に帰館
12:00 チェックアウト

星野リゾートの環境への取り組みとは

リゾナーレ熱海のある静岡県は、変化に富んだ海域を有しており、多種多様な漁業が発達しています。このような恵まれた立地を活かし、地元の現役両市や市場の協力のもと2020年からこのプログラムが開催されています。

近年、世界の大半の地域で漁獲量の30％～35％が未利用魚として廃棄されている※ことが分かりました。「本格的な体験を通じて漁師の仕事を学ぶだけでなく、未利用魚の現状や廃棄を減らすための工夫、知恵についても知ってほしい」という想いから、今回は未利用魚の活用方法について学べる内容になったそうです。

星野リゾートでは経済的価値と社会的価値を両立するCVS経営が重要だと考えているそう。各施設でSDGsにまつわる様々な取り組みを行なっており、リゾナーレ熱海ではSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」、目標12「つくる責任、つかう責任」に寄与することを目指しています。

※国連食糧農業機関（FAO）「世界漁業・養殖業白書（2020年）」

「Fisherman’s Academy ～夏休みの自由研究～」概要

開催日：2024年7月22日～8月26日の毎週月曜日から1泊2日

料金：親子2名 50,000円(追加1名につき 10,000円)＊いずれも税込

含まれるもの：漁体験、調理体験、食事(土鍋ご飯・つみれ汁・魚の唐揚げ)、ワークシート、
つなぎ・ライフジャケット貸出

定員：1日1組(2～4名)
対象：小学生以上の宿泊者　＊7～11歳推奨
予約：7日前17:00まで公式サイトにて受付