「ゼロ カーボン」を目指した阪神タイガースファーム施設で新たな野球文化を!
2025年に尼崎市へ移転する阪神タイガース2軍施設と、その公園を脱炭素化する「ゼロカーボンベースボールパーク」の計画で、パートナー企業が決定しました。
野球からもゼロカーボンの普及へ
兵庫県を本拠地とする球団、阪神タイガースのファーム(2軍)施設は、現在の西宮市鳴尾浜から、2025年に尼崎市小田南公園へ移転します。
移転先の公園一帯は、2050年カーボンニュートラルの実現、そして持続可能な社会の実現のため、「ゼロカーボンベースボールパーク」として整備・運営する計画が進められています。
公園では脱炭素化を図るほかにも、雨水・井水の活用やペットボトル・プラスチックカップの回収リサイクルといった取組みも行なわれます。
これにより、環境に優しい社会における新たなベースボール文化の創出、さらに阪神グループの発信力を生かした脱炭素の普及啓発も期待されます。
ゼロカーボンに向けたパートナー企業が決定
「ゼロカーボンベースボールパーク」へ向け、日鉄鋼板株式会社と株式会社熊谷組がパートナーに決まりました。
室内練習場の壁には、日鉄鋼板の新しい鉄板「SGL(※1)」を装備した「耐火イソバンドPro(※2)」を採用し、快適な室内環境を保ちながら、電力使用量の削減を図ります。
※1 従来品の3倍超の耐久性と、建物への負担が少ない軽さを兼ね備えた新素材の鉄板。
※2 SGL素材の特長に加えて高断熱と耐火性能を持つパネルで、冷暖房に伴うCO2排出を低減する。
また、日鉄鋼板はファーム球場のネーミングライツを取得し、球場名は「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」に決定しました。
施工者となる熊谷組は、2010年5月に環境省から建設業界では初となる「エコ・ファースト企業」に認定されて以来、「脱炭素社会への移行」「循環型社会の形成」「生物多様性への配慮」に関する取組みを社会への約束として掲げています。
企業の様々な技術の発展とともに、こうしてプロスポーツ界から環境への取り組みが推進されることで、次世代の子どもたちの夢も守られていくのではないでしょうか。
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■ニュース提供元:阪神電気鉄道株式会社
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