ふるさと納税でフードロス削減に貢献!アップサイクルしたスイーツが返礼品に
食品ロス削減によって資源循環を目指す株式会社ロスゼロがアップサイクルしたスイーツが、「フードロス削減型ふるさと納税返礼品」として採用されて3年目を迎えました。
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フードロス削減型返礼品が注目を集めている
近年、全国のふるさと納税において「フードロス削減型」「環境配慮型」「アップサイクル食品」などが、返礼品として注目を集めています。
大手ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」では、フードロス削減お礼品特集 が展開され、“おいしく社会貢献ができる返礼品” が新たな選択肢として支持を広げているのだとか。
その背景には、国内で年間約464万トンにのぼる食品ロス問題への関心の高まりがあるそうです。
まだ食べられるのに廃棄される食品を有効活用する取り組みは、自治体にとってもSDGsや地域循環型社会の実現につながる重要なテーマです。
なかでも、規格外品や余剰在庫を再生した“フードロス削減型返礼品”は、寄附者が「おいしく社会貢献できる」と共感を得やすく、企業・生産者・自治体が連携する新たな地域モデルとして広がりを見せているそうです。
神戸と気仙沼の地域を超えた循環の連携
神戸市のふるさと納税返礼品として2022年に採用された「Re:Youみなといちご」は、東北・気仙沼の生産者と消費者をつなぐ“架け橋”として生まれました。
東日本大震災の津波被害から復興を目指す気仙沼市のいちご農家の規格外品の安定的な買い取りを継続し、被災地の持続的な営農を支えているそうです。
製造・加工は神戸市の工房で行われ、技術とアイデアを融合しています。
神戸市と気仙沼市の交流から生まれた、ふるさと納税を通じた新しい地方創生モデルとなっています。
“見た目ではなく味で勝負”という理念のもと、ロスゼロが中心となり、多くの方々に協力してもらいながら、生産者の思いを活かした製品づくりを進めているそうです。
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サーキュラーエコノミーの実践
「Re:Youみなといちご」は、単なる返礼品ではありません。生産者、自治体、企業、消費者が連携し、“もったいない”を“ありがとう”に変えるサーキュラーエコノミーの実践例です。
「Re:Youみなといちご」は、2022年の採用以来3年連続で多くの寄附者から支持を得ているのだそう。
神戸市の返礼品を通じて、寄附者は美味しいいちごチョコレートを味わうと同時に、食品ロスの削減や生産者支援といった社会的価値にも参加できます。
寄附の一口が、地域と未来を支える循環の輪を広げています。
■返礼品の掲載サイトはこちら
ふぞろいごろごろ「Re:Youみなといちご」(220g入りチョコレート×2) | 兵庫県神戸市 | ふるさと納税サイト「さとふる」
ふぞろいごろごろ 「Re:Youみなといちご」(220g入りチョコレート×2) | 兵庫県神戸市 | ふるさと納税サイト「ふるなび」
ロスゼロとは
ロスゼロは、まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品を活用し、食品ロス削減を目指す通販サービスです。企業から出る余剰在庫や規格外品を消費者にお得に届けることで、「もったいない」を「新しい価値」に変える取り組みを行っています。
サブスク型の「ロスゼロ不定期便」や、未利用食材をアップサイクルしたブランド「Re:You(りゆう)」などを展開し、購入によるCO₂削減量の可視化や、大学・企業への啓発活動も実施。
自治体との連携も積極的に進めており、豊中市、川西市、東大阪市とは包括連携協定を締結。子ども食堂への食品提供やSDGs講座の開催、環境イベントでの情報発信を通じて、地域の食品ロス削減と行動変容を促しています。
ロスゼロは、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指す社会貢献型スタートアップとして、持続可能な未来づくりに貢献しています。
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■情報提供元:株式会社ロスゼロ
https://losszero.jp/pages/company
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