マスキングテープの廃材を利用した巨大アート!?サステナブルな未来を感じられる「mt ex展」
幅広いデザインのマスキングテープを販売している「mt」をご存じの方も多いのではないでしょうか。
「mt」などのマスキングテープを中心に展開しているカモ井加工紙株式会社は、マスキングテープの製造過程で生まれる端(ヘタ)を使ったインスタレーションを展示する「mt ex展」を、2024年6月14日~6月27日まで福井県金津創作の森にて開催します。
高さ4m!廃材を活かしたアート
今回のイベントでは、インスタレーション※を通してその場所とマスキングテープが融合した空間を体験できるのだそう。
マスキングテープはログロールという長い巻取り紙をカットして作られていますが、製造過程で「ヘタ」と呼ばれる両端の部分が廃棄されていました。
※インスタレーション:場所や空間全体を作品として表現するアート
そんな廃棄されるはずだったヘタを5万3千個使用して作り上げられた高さ約4mのヘタ山は、必見です。
会場である福井県あわら市の自然豊かな土地とマスキングテープが織りなす、新たな空間を体感できます。
アートディレクター 居山浩二さん
美術館のスケールに合わせて、これまでにないボリュームで積み重ねられたヘタの山を展示します。
スケール感、インパクト等を感じていただくとともに、目を凝らした時に見えてくるテープそのものの魅力もあらためて感じてほしい。
また、元々廃棄されていたヘタでもあるわけで、サスティナブルなどに対しても思いを馳せていただければと。
ヘタを商品としても活かすようになり、様々な面で環境への配慮にもますます意欲的なカモ井さんの企業姿勢も伝えられたらと思っています。
歴史を紡ぐために、サステナブルな取り組みを
同社は創業100年を迎え、未来に向けた取り組みとしてこれまで廃棄していた廃材を活用する取り組みである「next 100 project」を行なっています。
その一環として、これまで廃棄されていたヘタ部分を詰め合わせた「heta box」を販売。幼稚園の工作資材などで活用されているそうです。
今回会場では、インスタレーションに廃棄資材を使用し、環境保全に対する課題を目で見て体感してもらうとともに、百年企業としてこれからの未来に向けたサステナブルな取り組みを発信します。
また、廃材を加工して新しい商品として生まれ変わったアイテムも多数販売するそう。
復興支援に繋がる取り組みも
今回はひさびさの北陸エリアでの開催となりました。
令和6年に発生した能登半島地震ならびに台湾東部沖地震により被害に遭われた方への支援として、チャリティに賛同頂いた作家の方がデザインしたチャリティーテープを限定販売します。売上の全額を被災者支援のために寄付するそうです。
他にもマスキングテープイベントならではの企画が盛りだくさんです。
■mt ex at KANAZ FOREST of CREATION ART MUSEUM限定テープ
mtイベントでは、開催地にちなんだモチーフデザインの限定商品を多数販売しています。
福井の名産品がキュートなモチーフになったアイテムも!
■mtガチャ
必ず一つはマスキングテープが入っているガチャ。当たり券が入っていれば、非売品のレアマスキングテープをプレゼント!
■mtつかみ取り
20秒間につかめたマスキングテープを全て持ち帰れるつかみ取り企画。平均10個程取れる、お得で人気の企画です。
■ワークショップ
イベントロゴの入ったオリジナルデザインの缶バッジが作れるワークショップや、無料で参加できるマスキングテープ貼り放題のワークショップコーナーなど、親子でも楽しめるような企画が多数あります。
イベント概要は以下からご覧いただけます。
SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。社会課題から身近にできることまで幅広く取り上げ、分かりやすくお伝えします。
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