健康のためのセルフケアはスキマ時間がポイント!第一三共ヘルスケアが実態調査を発表
第一三共ヘルスケア株式会社は、人生100年時代の日本を見据え、働く人の「健康とセルフケアの実態調査」を毎年行なっています。
今回の調査では、セルフケアの実践率は44%と、2020年以降年々低下していることが見られましたが、コロナ禍以降、日常生活に定着したためとの見解もあります。また、効率よく実践したいと考えている人は約6割を占め、スキマ時間の活用がカギになりそうです。
さらに、副業・兼業で大切なことは「健康管理」との回答がトップで、「お金」や「時間」の管理を上回り、仕事上でも健康意識の高まりを示す結果となりました。
セルフケアのサポートとして、第一三共ヘルスケアでは「くすりと健康の情報局」「健康美塾」のサイトを提供しています。
セルフケアしてる?実践率は44%、内容は「睡眠」がトップに!
自分自身で健康を守り対処する「セルフケア」。できている(できている+どちらかといえばできている)と回答した割合は全体の44.4%でした。年代別に見ると、実践率が高いのは60代と20代で、40代と50代は約4割と低くなっています。
2020年からの経年推移を見ると年々低下傾向を示していますが、コロナ禍以降、日常生活に定着した可能性も考えられるようです(後述)。
セルフケアとして行なっていることは、「十分な睡眠をとる」「1日3食きちんと食べる」「朝食をきちんと食べる」「野菜を多く摂取する」「手洗い・うがいをこまめにする」が上位に入りました。
さらに新型コロナウイルス感染症の5類移行(2023年5月)後の変化について、現在「テレワークあり」の人は、「セルフケアの重要性が高くなった」「セルフケアに対する意欲が高くなった」「セルフケア実践度が高くなった」のすべての回答が、「テレワークなし」の人よりも上回っています。
「寝る前」「昼休み」などスキマ時間を有効活用したい!
日常生活の中で、「スキマ時間ができたらセルフケアを行いたい」(そう思う+ややそう思う)、「セルフケアはできるだけ効率的に行いたい」(そう思う+ややそう思う)との回答が、それぞれ全体の約6割を占めています。
セルフケアを行いたいスキマ時間は「寝る前」「昼休み」「帰宅直後」、内容は「歩く」「ストレッチや体操」「筋トレ」が上位となりました。
副業・兼業は「したい」5割&「続けたい」9割!大切なのはお金の管理より健康管理
働き方も多様化する近年、今後の「副業・兼業の意向がある」人の割合は50.0%(ある+ややある)を占め、さらに現在、副業・兼業をしている人の継続意向は9割以上であることがわかりました。
副業・兼業をする際に気遣う大切なことについては、「お金の管理」「時間の管理」を抑え、トップは「健康管理」(66.6%)でした。現在、副業・兼業をしている人では、「健康管理」と回答した人の割合が71.6%に上り、最も高くなっています。
「健康とセルフケアの実態調査2024」調査概要
■実施時期:2024年1月19日(金)~22日(月)
■調査対象:全国の20~60代の働く男女1,000人
■調査手法:インターネット調査
産業医・鄭 理香先生に聞く、「スキマ時間セルフケアのススメ」
第一三共ヘルスケアより、今回の調査結果に対して、産業医・鄭 理香先生のコメントが発表されています。
■セルフケアが定着してきたのでは?
調査結果を見るとセルフケアの実践率は年々減少していますが、臨床の現場でセルフケアができていない人が増えた印象はなく、コロナ禍で意識が高まり、日常的な行動として定着した表れではないでしょうか。とはいえ時間とともに意識が薄れる懸念はあるので、しっかりと習慣化していただきたいです。
■ちょっとしたスキマ時間で好循環が生まれる
毎日のちょっとしたスキマ時間にセルフケアを行なうことは、継続するためのコツと言えます。寝る前にストレッチをしてリラックスしたり、昼休みに軽く筋トレして気分を切り替えたり、今あるスキマ時間で自分がやってみたいセルフケアを無理せずに行ってみてください。今日はできてよかったと思えることが達成感となり、継続の好循環が生まれます。
例えば「笑う」という行為には、ストレス緩和や免疫力アップなどさまざまな効果があるといわれています。仕事の休み時間に面白い動画を見て笑ったり、好きな写真をスマホの画面に設定してほっこりしてみたり、ちょっとした時間にできるプチ気晴らしを取り入れていくのも効果的です。昼休みに空を眺めるだけでも、気持ちが楽になることがあります。
■市販薬も上手に活用を
病院に行くほどでもないが調子がすぐれないという時は、「OTC医薬品」をうまく活用することも有効です。OTC医薬品は市販薬ともいわれ、医師に処方してもらう「医療用医薬品」ではなく、薬局やドラッグストアなどで自分で選んで買える医薬品のことです。自分の体調管理がスムーズにできるようになると、日々のメンテナンスも続けやすくなります。
セルフケアに役立つ第一三共ヘルスケアの取り組みを紹介!
① 情報提供サイト「くすりと健康の情報局」
身近な症状の原因・予防・対策や市販薬の役割などを紹介しています。症状が起こったときだけではなく、日頃から症状の特徴や薬に関する知識を深めるコンテンツをが用意され、情報を正確かつ分かりやすく伝えます。
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/
②セルフケア情報メディア「健康美塾」
季節やトレンド、ライフステージごとで気になる症状の情報を毎月配信しているセルフケア情報メディアです。スキンケア・風邪の対処といった日常生活におけるセルフケアや、生理痛・更年期をはじめとした女性特有の健康課題などについて、専門的な情報と実践的なスキルや解決法などを紹介しています。
忙しく過ごしていると後回しになりがちな自分自身の「からだ」と向き合う場所になることを目指しています。
----------------------
■ニュース提供元:第一三共ヘルスケア
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/
----------------------
SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。社会課題から身近にできることまで幅広く取り上げ、分かりやすくお伝えします。
他のニュースを見る
OTHER NEWS