累計26万個のランドセルがアフガニスタンへ。思い出のランドセルギフト
アフガニスタンの子どもたちに、日本での役目を終えたランドセルを贈る「思い出のランドセルギフト」事業を展開する国際協力NGOジョイセフが、2004年から2022年7月までに届けたランドセルが累計26万個に達したと報告しています。
また、国連が定めた「世界子どもの日」を2022年11月20日に迎えるにあたり、ジョイセフは「思い出のランドセルギフトオンライン報告会」を開催。これまで寄贈をした方、これから寄贈を検討される方へ、アフガニスタンの子どもたちの様子やどのようにランドセルが贈られたのかが報告されるオンラインイベントが行われます。
「思い出のランドセルギフト」とは
日本の役目を終えたランドセルをアフガニスタンの小学校1年生〜3年生の子どもたちへ寄贈するもので、ジョイセフはランドセル海外輸送費の寄付や日本国内の配送費の負担等を行っています。
子どもたち、特に教育の機会に恵まれない女の子の就学に役立てる国際支援活動で、2004年の開始以来、およそ26万個のランドセルが贈られています。ランドセルを贈ることで、子どもたちが学校で学ぶ機会が得られ、読み書きができるようになり、自分自身や家族を守る知識や情報を身につけられるようになることを目指しています。この活動は、小学校4年生の国語や中学校の英語の教科書といった教材にも取り上げられています。
不安定な情勢が続くアフガニスタンにおいて、9,360個のランドセルが届けられる
2021年8月、アフガニスタンでタリバンが全権掌握されることで不安定な情勢が今なお続くアフガニスタン。
その一方で、この事業は止まることなく継続されました。2021年11月~2022年7月までに寄贈されたランドセルの数は9,360個。アフガニスタンのナンガハール州のヒスラク郡とシェルザッド郡の小学生1年生から3年生の子どもたちへ配付されています。
ヒスラク郡は約20年間、国際支援が届けられなかった地域です。ヒスラク郡もシェルザッド郡の子どもたちにも、今回初めて日本のランドセルと学用品が届けられました。
11月20日の「世界子どもの日」にオンライン報告会を開催
ジョイセフは11月20日「世界子どもの日」に、「思い出のランドセルギフトオンライン報告会」を開催。これまでにランドセルを贈り、その後どうなったのか気になる方、ランドセル寄贈をご検討されている方、アフガニスタン支援に関心がある方など、家族で参加できるオンラインイベントとなっています。
[オンライン報告会の内容]
1.アフガニスタンの学校と子どもたちの様子
2.ランドセルが届くまで
3.現地NGO代表ババカルキルさんからのビデオメッセージ
4.ランドセルの贈り方
【開催概要】
日時:11月20日(日) 18:00~19:00
参加方法:オンラインzoom
定員 :100組
参加費 :無料
参加申込:▼以下のURLまたはQRコードからお申し込みください。
https://forms.gle/Y8sGbJM2cFrz5hTZ7
※定員になり次第、締め切りとなります。
※参加用zoomのURLが開催当日の正午までにメールで配布されます。
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■ニュース提供元:国際協力NGOジョイセフ
■「思い出のランドセルギフト」公式サイト
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