丸ノ内線02系の座席シート生地をカメラストラップにアップサイクル。東京メトロらが数量限定で販売へ
東京地下鉄株式会社(東京メトロ)は、リコーイメージング株式会社、3i株式会社(蔵CURA)と共創し、丸ノ内線02系引退車両の座席シート生地を活用した一眼カメラ用ネックストラップを開発しました。
第1次販売は2026年2月6日(金)11時からリコーイメージングの公式販路で、第2次販売は2月16日(月)12時から東京メトログッズ通販「メトロの缶詰」で、いずれも数量限定で購入申込受付を開始します。
廃棄されやすい布部材を再活用することで、循環型社会の実現に向けた取り組みを進めています。
引退車両の「布」を再活用、アップサイクル第4弾
東京メトロによると、丸ノ内線02系は1988年から新型車両2000系の導入まで約30年にわたり運行してきた車両です。同社はサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)の一つに「脱炭素・循環型社会の実現」を掲げ、引退車両の廃材を別の形で活用する「東京メトロアップサイクルプロジェクト」を推進しています。
鉄道車両の金属部材はリサイクルされてきた一方、座席シートなどの布部材は再資源化が難しいことが課題で、プロジェクトはこうした素材再生の可能性を広げる狙いがあります。これまでに、02系シート生地を用いたポーチ類(2023年10月発売)やペンケース(2025年4月発売)などが商品化されてきました。

普通席・優先席の2種類を展開、「Made in Tokyo」で製作
今回の第4弾は、02系の座席シート生地の耐久性に着目し、一眼カメラ用ネックストラップとして企画・開発したものです。PENTAXブランドのカメラ事業を展開するリコーイメージング社と、カメラストラップなどのアクセサリーを企画製造販売する3i社(蔵CURA)が共創しました。
商品は普通席・優先席の全2種類で、東京メトロ社の制服に採用される袖章タグやロゴ入りのオリジナル織ネームも取り入れたとしています。シート生地は洗浄後、東京都足立区の職人が1点ずつ手作業で縫製し、東京で活躍した車両の素材を東京で製品化する「Made in Tokyo」として打ち出しています。

■商品概要

販売は2回に分けて実施。展示も実施中
販売は2回に分けて行われます。
・第1次販売:2026年2月6日(金)11時~(売り切れ次第終了)
販売場所:リコーイメージングストア、およびPENTAXクラブハウス
販売予定数:普通席150本、優先席150本(計300本)
「リコーイメージングストア」サイト https://ricohimagingstore.com/
・第2次販売:2026年2月16日(月)12時~(売り切れ次第終了)
販売場所:メトロコマース「メトロの缶詰」
販売予定数:普通席80本、優先席80本(計160本)
「メトロの缶詰」サイト https://metocan.com/
また、PENTAXクラブハウス(東京都新宿区四谷本塩町4-8 パーシモンビル1F)では、実際に使用されていた02系の車両部品とともに商品を期間限定で展示しています。期間は2026年2月2日(月)15時から2026年3月13日(金)営業終了時までで、部品は正面行先表示器、正面運行表示器、車内駅名表示器、速度指示計が並びます。
「PENTAXクラブハウス」サイト https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/community/clubhouse/
生地を無駄にしない追加販売、SDGs目標12にも関連
東京メトロによると、当初はリコーイメージングの販路のみで普通席・優先席各150本の製作・販売を予定していたものの、生地の裁断後に想定より多く製作できることが判明したため、布を廃棄せず活用する観点から、時期を分けて東京メトロ側でも販売することにしたとのことです。
同社は本取り組みがSDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」への貢献につながるとし、今後も引退車両を活用したアップサイクル商品の企画・商品化を進め、新たな価値提供を目指す方針です。



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