話題のホタテ貝柱がふるさと納税品に採用。ECサイトでの注文金額も3,500万円を超える
中国の禁輸によって行き場を失ったホタテがメディアやSNSを中心に話題になりました。
このまま廃棄となってしまっては水産資源の無駄がたくさん生まれてしまい、SDGsとしても気になるところですが、なんとホタテの貝柱が北海道函館市のふるさと納税品として採用されました。
今回はこのタイミングでECサイトをオープンした、函館市の水産物加工会社の「きゅういち株式会社」のホタテについてご紹介します。
函館市の水産加工会社「きゅういち㈱」
きゅういちは、噴火湾をはじめ北海道内で採れた新鮮な海産物を、人の目で質を確認し、高い鮮度・色合い・完熟度を保つように急速冷凍し、パック詰めを行っている水産加工会社です。
しかし昨今の中国の禁輸措置により北海道の関連事業者が影響を受けています。
東京電力福島第1原子力発電所のALPS処理水の海洋放出を巡る、中国の禁輸措置などにより、福島近郊の海産物のみならず、北海道の漁業関連事業者も少なからず影響を受けている状況です。
出典:きゅういちホームページ
きゅういちでも出荷予定のホタテ等が在庫として工場にストックしており「この機会にぜひ日本国内の消費者のみなさまにお届けしたい」という想いからEC販売をスタートしたとのことです。
2023年9月4日にECサイトをオープンし、わずか1ヶ月で注文数が3,750件を突破。
注文金額は3,500万を超えました。
これだけ多くの人が注目を集めるニュースであり、北海道の事業者を応援したい、無駄に廃棄されるのなら買う、という人が多いのだと考えられます。
ホタテの貝柱がふるさと納税の納税品に
北海道の北東に位置するオホーツク海で採れた「オホーツク産ほたて 1kg」が北海道函館市ふるさと納税の納税品として採用され、10月から取り扱いが始まっています。
北海道函館市は「北海道函館市では、ふるさとの元気をフルにする『使い道(政策/事業)』を定め、地域振興を推進しています。北海道函館市が創出しようとしている『まちづくり』への姿勢や施策に賛同し、当社の商品がふるさと納税の返礼品として採択されるよう、この度の申請に至りました。今後も、きゅういちの拠点である函館市川汲町を軸に、地域に貢献できるよう努めて参ります。」とふるさと納税開始の背景を述べています。
納税品である「オホーツク産ほたて 1kg」1粒ずつ急速凍結されているため、必要な分だけ解凍して味わえます。
お刺身、バター焼き、ホタテごはん、フライ等で召し上がることができます。
《注文方法》下記のサイトから商品番号「26528836」で検索すると商品が見つかります。
10月4日(水)より開始
ふるさとチョイス https://www.furusato-tax.jp/city/product/01202
楽天ふるさと納税 https://www.rakuten.ne.jp/gold/f012025-hakodate/
10月5日(木)以降、順次開始
ふるなび https://furunavi.jp/Municipal/Product/Search?municipalid=2
ANAのふるさと納税 https://furusato.ana.co.jp/01202/
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