年間13,000トン生産されるおくすりシートをリサイクルへ!
第一三共ヘルスケア株式会社は、テラサイクルジャパン合同会社と共に、日本初となる使用済み「おくすりシート」の生活者参加型リサイクルプログラムの実証実験を2022年10月に開始し、2023年9月30日まで実施中です。
予定実施期間の約半分で目標回収量の約3倍を達成し、目標回収拠点数もクリアしました。その実績を考慮し、目標を上方修正しました。
年間13,000トン生産されるおくすりシート
「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が2022年4月に施行され、資源循環の取り組みの機運が高まっています。一方、「おくすりシート」は、必要不可欠な医薬品包装資材という特性から削減が難しく、日本国内において年間約13,000トンが生産されており、今後も高齢化の進展に伴い使用量の増加が見込まれます。しかしながら、リサイクル資源として生活者における認知が低く、回収量も少ないため、ペットボトルのようにリサイクルの仕組みが整っていない状況にあります。
そこで、SDGs未来都市として先導的な取り組みを行う横浜市において、2022年10月20日(木)より「おくすりシートリサイクルプログラム」を開始しました。回収対象をひとつのメーカーに限らず、すべての医療用医薬品・OTC医薬品の「おくすりシート」とすることで、「おくすりシート」がリサイクル資源であることの認知を高め、資源として循環する仕組みを確立する狙いです。回収された「おくすりシート」は、シートのプラスチックとアルミニウムを分離後、各々リサイクル処理され、新たなリサイクル製品として生まれ変わります。
実施期間の約半分で目標回収量の約3倍を達成!
リサイクルプログラム開始以降、生活者をはじめ関連業界や教育機関等から反響が大きく、取り組みが広く認知されたことから、おくすりシートの目標回収量を10万枚としていたところ、実施期間の約半分で目標の約3倍を達成しました。また、回収拠点についても、30拠点を目標としていましたが、40拠点に設置することができました。当該実績を受け、目標を上方修正することとし、新たな目標として回収量を開始当初の5倍にあたる50万枚、回収拠点数を2倍の60拠点に定めました。
「おくすりシートリサイクルプログラム」実施概要
実施期間:2022年10月20日(木)~ 2023年9月30日(土)
回収対象:使用済み「おくすりシート」(購入店舗やメーカーを問いません。)
回収場所:横浜市中区の薬局・ドラッグストア、病院、公共施設等
※詳細は下記公式ホームページよりご確認ください。
<「おくすりシート リサイクルプログラム」公式ホームページ>
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/okusuri-sheet/
専用回収BOX:おくすりシートくるりんBOX
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■ニュース提供元:第一三共ヘルスケア株式会社
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/company/sustainability/
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