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関西初! 阪急、阪神全線が本日4月1日より「カーボンニュートラル運行」を開始。使用する電力すべてが再生可能エネルギー由来となり、実質的にCO2排出量ゼロへ – SDGsニュース|リンクウィズSDGs
関西初! 阪急、阪神全線が本日4月1日より「カーボンニュートラル運行」を開始。使用する電力すべてが再生可能エネルギー由来となり、実質的にCO2排出量ゼロへ

関西初! 阪急、阪神全線が本日4月1日より「カーボンニュートラル運行」を開始。使用する電力すべてが再生可能エネルギー由来となり、実質的にCO2排出量ゼロへ

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駅に導入されている太陽光発電やエコな電力の供給によって、阪急と阪神の全線でCO2排出量を実質ゼロとする「カーボンニュートラル運行」がスタートしました。

列車運行のみならず、駅施設などで使用するすべての鉄道用電力が対象となります。

 

また、運行開始にあわせて、サステナブルな社会の広がりをデザインしたラッピング列車が走ります。

鉄道運行も、駅施設もすべて、カーボンニュートラルへ!

阪急電鉄と阪神電気鉄道の全線で、4月1日(火)より列車運行や駅施設などで使用するすべての鉄道用の電力が実質的に再生可能エネルギー由来の電力(再エネ電力)に置き換えられ、CO2排出量を実質ゼロとする「カーボンニュートラル運行」がスタートしました。

 

列車運行及び駅施設等で使用するすべての鉄道用電力を実質的に再エネ電力100%とするのは、関西の鉄道会社では初となります。

 

 

電力は、関西電力の再エネECOプラン(※1)のほか、阪急の摂津市駅と西宮北口駅、阪神の大石駅と大物駅、杭瀬駅に設置している太陽光発電設備で発電する電力が活用されます。

※1 関西電力が提供する、再生可能エネルギー由来の非化石証書の持つ環境価値を付加したCO2フリーの電気料金メニュー。

 

省エネ・創エネと森林保全によるオフセットを組み合わせることで駅の運営に関するCO2排出量を実質的にゼロにする、日本初の「カーボン・ニュートラル・ステーション」(阪急/2010年開業)

 

駅の屋根に太陽光パネルが設置されており、同駅の使用電力量の30%に当たる年間123,000キロワットアワーを発電、年間CO2排出量を43トン削減している(阪神/2014年設置)

 

「全線カーボンニュートラル運行」により削減できるCO₂排出量は年間約20万トンで、一般家庭の年間CO2排出量に換算すると約7.9万世帯分、また杉の木の年間CO₂吸収量に換算すると約2,300万本分に相当するとのことです。

 

加えて、阪急電鉄は関西電力とのコーポレートPPA(※2)により、2025年度中に「全線カーボンニュートラル運行」に使用する電力量全体の約3%となる年間約950万キロワットアワーの電力を、新たに設ける専用の太陽光発電設備で発電し、供給する予定です。これは大阪梅田駅で1年間に使用する電力量にあたり、CO2排出量を約4,000トン削減することにつながります。

※2 長期・固定価格での電力供給契約で、電力の需要家が、需要地から離れた場所(オフサイト)にある再生可能エネルギー電源の発電事業者と、小売電力事業者を介して供給するもの。

 

また阪神電気鉄道では、尼崎市と共に進める阪神タイガース2軍施設を中心としたゼロカーボンの取り組み「阪神大物地域ゼロカーボンベースボールパーク整備計画」の中で、近隣駅に太陽光発電設備が導入されます。2024年2月より運用している大物駅、杭瀬駅に続いて、尼崎センタープール前駅、武庫川駅、出屋敷駅、尼崎駅(順不同)の6駅となります。

 

 

大物駅、杭瀬駅で発電した電力は、駅構内のエレベーターやエスカレーター、照明設備等で使用されています。

スタートにあわせてラッピング列車が運行!

「カーボンニュートラル運行」開始にあわせて、ラッピング列車が運行します。

 

車両デザインや車内広告を通して、再生可能エネルギーの使用や、鉄道がCO2排出量の少ない環境にやさしい移動手段であることを身近に感じてもらうことで、脱炭素化への意識をより高め、鉄道のさらなる利用促進(モーダルシフト)を目指していくとのことです。

 

■先頭車両のデザイン  “光・空気・木”を擬人化し、サステナブルな社会の広がりをウマカケバクミコ氏がデザイン

 

 

■中間車両のドア横ステッカー 各車両のドア横にてカーボンニュートラル運行をアピール

 

 

■車内広告 環境保全への取り組みなどを紹介

 

 

■PR動画の放映 列車内のディスプレイや駅のデジタルサイネージなどで放映。声の出演は、声優の神谷浩史さん。

 

公開期間:2025年3月17日(月)〜6月30日(月)

動画公開 URL: https://www.hankyu-hanshin.co.jp/sustainability/

 

 

動画イメージ

 

 

鉄道事業の概要

・営業キロ:192.5km(阪急:143.6km、阪神:48.9km)

 

・路線(第二種鉄道事業含む)

阪急電鉄:神戸線(神戸本線、今津線、伊丹線、甲陽線、神戸高速線)、

宝塚線(宝塚本線、箕面線)、京都線(京都本線、千里線、嵐山線)

阪神電気鉄道:阪神線(阪神本線、阪神なんば線、武庫川線、神戸高速線)

 

・年間輸送人員8億3,301万人 (1日平均約228万人) ※2023年度実績

阪急電鉄:5億9,792万人、阪神電気鉄道:2億3,509万人

 

・年間使用電力量 約4億7千万kWh ※2023年度実績

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■ニュース提供元:阪急阪神ホールディングス株式会社

https://www.hankyu-hanshin.co.jp/

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