災害時、一時避難所になるコインランドリー!発電や炊き出しも可能
コインランドリーを全国に308店舗※1展開している株式会社ジーアイビーは、全国54カ所目となる災害協定「災害時における資機材の提供に関する協定」を2024年12月4日16時30分より三重県伊勢市と締結しました。
本協定に基づき、地震や台風などの災害が発生した際には簡易発電機や炊き出し用の釜などを提供し、一時避難場所として活用するそうです。
※1:2024年11月現在
万が一に備える!災害時に役立つランドリー
同社は、通常の生活に役立つコインランドリーが災害時には一時的な避難場所として活用できる「災害対応型ランドリー」を全国に展開しています。
現在、全国308店舗中194店舗※2が災害対応型ランドリーとして機能しているのだとか。
何が一の災害時の備え、自助・共助・公助がそれぞれの役割を果たしながら連携を深めることが重要です。同社はそれぞれの地域での防災意識を高めるため、これまでに全国54カ所で災害協定を締結しており、伊勢市との協定が実現したそうです。
※2:2024年11月現在
今回対象となる店舗について
ブルースカイランドリー ザ・ビッグエクスプレス小俣店
〒519-0504 三重県伊勢市小俣町宮前296-1
2024年10月18日OPEN
災害対応型ランドリーの特徴とは?
災害対応型ランドリーとは、以下の3つの設備を標準仕様として備えており、一時避難場所として活用できるものです。
➀エネルギー供給設備
通常乾燥機に使用するLPガスを、発電やガスコンロの火力として活用できる設備を完備。3日分のLPガスを貯槽可能なLPガスボンベまたはタンクを設置し、災害時に安定したエネルギー供給を確保します。
②ポータブル発電機
LPガスを燃料として発電し、携帯電話の充電、簡易的な電力供給が可能です。
③炊き出し設備
ガスコンロや大釜などを備え、被災者への食事提供が可能です。
災害対応型ランドリーが生まれたきっかけ
令和元年房総半島台風の際に、関東地方を中心に停電が起きて多くの方が洗濯機が使えないという事態に陥りました。その結果、洗濯をしたくてもできない多くの方が停電していない地域のコインランドリーに集まったのだそう。
その出来事をきっかけに、「災害時、コインランドリーが近隣住民の救助にならないか」と何度も社内で協議を重ね、災害対応型ランドリーが誕生したのだとか。
災害協定の締結により、災害対応型コインランドリーでは地震や台風など大規模災害の発生や災害に備えた防災訓練も実施しています。万が一災害が発生した場合、ブルースカイランドリー各店に設置されたLPガス及び簡易発電機や120人分の炊き出しができる大釜などを提供します。
災害発生時にはコインランドリーを一時避難所として活用し、被災者の生活支援に取り組むとともに、災害時の備えとして地域に根差した活動を推進するそうです。
SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。社会課題から身近にできることまで幅広く取り上げ、分かりやすくお伝えします。
他のニュースを見る
OTHER NEWS