
聴覚障がい者や外国人の荷物発送がカンタンに!ヤマト運輸が指差しで対話できる「コミュニケーションボート」を導入開始
ヤマト運輸株式会社の営業所では、指差しによる「コミュニケーションボード」の導入が始まっています。
現在は、東京・大阪エリアの営業所に先行で導入され、大阪・関西万博内でも実施。秋までに全国導入が予定されています。
ボードの導入により、聴覚障がいのある人や外国語ユーザーなどがこれまでよりも安心・快適な環境で発送の手配を進めることができます。
東京・大阪エリア、そして大阪・関西万博に導入!指差し「コミュニケーションボード」
ヤマト運輸は、イラストや文字を指差しするだけで宅急便の発送手続きなどができるヤマト運輸独自開発の「コミュニケーションボード」を、東京都内と関西エリアの営業所767カ所で、4月7日より先行導入しています。
また、4月13日から開催している大阪・関西万博会場内のヤマト運輸 宅配・手荷物預かり「東ゲート店」「西ゲート店」にも導入し、聴覚障がいのある人や外国語ユーザーをはじめ、全ての利用客に安心・快適な環境を実現します。
言語は日本語と英語に対応。地域特性や利用客のニーズに応じて、中国語や韓国語など他言語にも対応していく予定とのことです。
法改正により社員の提案から誕生。秋までに全国導入へ!
2024年4月の「障害者差別解消法※1」改正に伴い、事業者による障がいのあるお客さまへの「合理的配慮」が「努力義務」から「義務」に変わり、企業は事業を行なううえで、障がいの有無による提供サービスの制限が発生しないよう取り組むことが求められています。
※1 内閣府HP「障害を理由とする差別の解消の推進」 https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai.html
ヤマト運輸では、営業所で利用客に応対する社員の提案をきっかけに2024年からコミュニケーションボードの開発が進められ、今回の導入に至りました。
2025年11月に開催される「東京2025デフリンピック」やインバウンドの増加などに合わせ、2025年秋ごろまでに全国の営業所への導入が予定されています。
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