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使わなくなった制服が、次の笑顔をつくる――保護者同士の制服売買フリマ“ゆにのわ”が広げるリユースの輪 – いますぐできる身近なSDGs|リンクウィズSDGs

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使わなくなった制服が、次の笑顔をつくる――保護者同士の制服売買フリマ“ゆにのわ”が広げるリユースの輪

使わなくなった制服が、次の笑顔をつくる――保護者同士の制服売買フリマ“ゆにのわ”が広げるリユースの輪

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「この制服、まだ十分きれいで捨てるには忍びないけれど…」
お子さんの健やかな成長とともに、あっという間に着られなくなる制服や体操服。「誰かに譲りたいけれど、校章も入っているし、どうすれば……」。
そんな悩みを抱える保護者の声に応え、新しいリユースの形が始まっています。
学生服メーカーの菅公学生服株式会社が提供する「菅公学生服の公式フリマサービス UNINOWA(ゆにのわ)」は、保護者同士が安心して制服を売買できるプラットフォーム。こうした動きは、私たちの身近な「もったいない」を「ありがとう」に変えるだけでなく、サステナブルな社会への大切な一歩とも言えるでしょう。

制服リユースが求められる背景 ~「もったいない」を未来の力へ~

大切に着てきた思い出の詰まった一着も、行き場を失えばやがて不用品となってしまうかもしれません。
実際、日本国内では手放された衣類の約65%(※1)が活用されることなく廃棄されているという現実があります。それは、貴重な資源やエネルギーが失われるだけでなく、地球環境にとっても決して小さくない負荷となっているのです。

「UNINOWA(ゆにのわ)」は、こうした課題に対し、2025年6月から全国を対象に本格展開を開始する制服・体操服専門のフリマサービスです。導入費・月額利用料は無料。2025年6月17日~2026年4月30日は販売手数料も0%(通常20%)になるキャンペーンが実施されています。

※1 出典:日本総合研究所「環境省 令和2年度 ファッションと環境に関する調査業務-『ファッションと環境』調査結果」

保護者同士を“学校単位”でつなぐ「UNINOWA(ゆにのわ)」の安心感

「UNINOWA(ゆにのわ)」が目指すのは、単なる制服の売買プラットフォームではありません。
そこには、保護者が安心して利用できるための工夫と、モノを大切にする心を育む温かな視点があります。

このサービスの大きな特徴は、学校ごとにコミュニティを設け、原則としてその学校に在籍する(または、していた)生徒の保護者や関係者だけが参加できるクローズドな仕組みであること。
「知らない相手とのやり取りは少し不安…」と感じる方でも、同じ学校の保護者同士という安心感が、リユースへの一歩を後押ししてくれます。

出品も購入も、スマートフォン一つでフリマアプリのように手軽に行え、忙しい保護者の時間を煩わせません。さらに、住所などの個人情報を相手に知らせることなく取引ができる「匿名配送(ヤマト運輸らくらく匿名配送)」に対応しており、プライバシーへの配慮も行き届いています。

大切に着てきた制服が、誰かの手に渡り再び活躍する。それは、校章に込められた学校への愛着や思い出も一緒に、後輩へとバトンタッチするような、心温まる体験ではないでしょうか。

制服リユースが、未来を育むSDGsアクションになる理由

「UNINOWA(ゆにのわ)」のような制服リユースの輪に参加することは、実は私たちの身近な暮らしの中でできる、意義深いSDGsアクションの一つです。
 
◯ 目標12 つくる責任 つかう責任
一着の制服を長く大切に着継ぐことは、新しい製品を作るために必要な水やエネルギー、原材料といった地球の資源を節約し、衣料品の大量廃棄という課題の解決に貢献します。それは、限りある資源を未来の世代へつなぐための、私たち一人ひとりの大切な「つかう責任」です。
 
◯ 目標13 気候変動に具体的な対策を
制服を新たに生産し、運び、そしていずれ廃棄する際には、CO2が排出されます。リユースによってそのサイクルを緩やかにすることは、地球温暖化の防止に向けた、具体的で着実な行動と言えるでしょう。
 
◯ 目標4 質の高い教育をみんなに
制服や体操服の購入費用は、家計にとって決して小さな負担ではありません。リユース品を活用することでその負担が軽減されれば、子どもたちがより安心して学びに集中できる環境づくりを、社会全体で後押しすることにもなります。

あなたのクローゼットから、リユースの第一歩を

もし、お子さんの成長とともに役目を終えた制服や体操服が、クローゼットの片隅に眠っているのなら。
あるいは、これからお子さんの新しい学校生活のために制服の準備を考えているのなら。
「UNINOWA(ゆにのわ)」のようなリユースの選択肢を、少しだけ思い出してみてください。
 
お住まいの地域や学校でこのサービスが導入されていれば、コミュニティに参加し、スマートフォンで写真を撮って必要な情報を登録するだけで、あなたの大切な一着が、次の誰かの笑顔へとつながるかもしれません。
そして、その制服を受け取った誰かもまた、大切に使い、いつか次の世代へとバトンをつなぐ…。そんな素敵な循環が、そこから始まります。
→サービスの詳細や導入状況については、公式サイト:https://www.reuse.kanko-gakuseifuku.co.jp/ などでご確認ください。
 
制服リユースは、特別なことではありません。
それは、家計にも環境にも優しく、そして何よりも、人と人との温かなつながりを育む「身近なSDGsアクション」です。
タンスに眠る一着が誰かの希望になり、未来へのバトンになるーーそんな優しい循環が広がることを願っています。

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■情報提供元:菅公学生服株式会社

https://www.reuse.kanko-gakuseifuku.co.jp/

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