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日本の総合順位は146カ国中116位。これって何の順位?

日本の総合順位は146カ国中116位。これって何の順位?

突然ですが、問題です。

ある親子が交通事故に遭いました。

車を運転していた父親は即死し、同乗していた息子は意識不明の重体で急いで病院に運び込まれました。

しかし、到着した病院の外科医は少年の顔を見るなり「この少年は私の息子だ」と言いました。

この外科医と少年の関係はどういうものでしょうか?

 

問題の答え

冒頭の問題は有名なので、聞いたことがある方もいるかもしれません。

答えは「外科医は少年の母親」でした。

もし、「外科医=男性」と思い込んで読んでしまうと一瞬「あれ?父親は事故で亡くなったはずでは?」と思ってしまいますが、よく考えてみれば思い込みに気づけます。

ひっかけ問題のようですが、自分にも無意識の思い込みがあることに気付かされる問題ですね。

この他にも、看護師、消防士、保育士、警察官などと聞くとつい性別を思い込みでイメージしてしまうことはありませんか?

今回はこのような例をもとに「ジェンダー・バイアス」についてご紹介します。

 

医者と看護師

 

ジェンダーバイアスとは

ジェンダーとは、生物学的な性別とは異なり、「社会的・文化的な性差」を言います。

具体的には、「男」「女」は性別、「男らしい」「女らしい」はジェンダーに分類されます。

また、バイアスには「偏見」という意味があり、『ジェンダー・バイアス』とは、「男性はこうあるべき」「女性はこうあるべき」といった男女の役割に固定的な思い込みや偏見を持つことや、そのために社会的な評価や扱いが差別的になることです。

例えば、「育児や家事は女性の役割」「男性は外で働き妻子を食べさせるのが当たり前」「男の子は理数系、女の子は文系が得意」など、さまざまな場面に無意識の「ジェンダー・バイアス」が存在しています。

 

仕事をする女性と家事をする男性

 

世界における日本のジェンダー・ギャップ

20227月、世界経済フォーラム(World Economic ForumWEF)が「グローバル・ジェンダー・ギャップ報告書2022」を公表しました。

この報告書は、世界各国における「経済」、「政治」、「教育」、「健康」の4つの分野のデータから男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap IndexGGI)を算出し、総合点で順位付けしたものです。

 

その中で日本の総合順位は146か国中116位となっており、G7諸国の中では、前年に引き続き最下位という結果になりました。(※1)

また、4つの分野別に見ると「教育(1位)」と「健康(63位)」の順位が高い一方で、「経済(121位)」と「政治(139位)」の順位が低くなっています。

この結果から、「経済」と「政治」の分野で特に格差の解消が求められていることがわかります。

 

※1 内閣府男女共同参画局「共同参画 20228月号」

 

ジェンダー平等のイメージ画像

 

ジェンダー・バイアスによる問題

では、ジェンダー・バイアスによってどのような問題が起こるのでしょうか。

まずは個人の能力や個性が活かされないことが挙げられます。

ジェンダー・バイアスによる先入観があると個人の能力や適性を無視してしまい、未来の可能性や仕事の選択肢の幅を狭めてしまいます。

その結果、個人の活躍の機会が奪われるだけでなく、社会全体の損失にも繋がります。

 

また、男女の性差によって職業に違いが生じてしまうと、それが賃金に反映されてしまいます。

「責任のある役職には男性が就くもの」「事務作業は女性の仕事」といったジェンダー・バイアスは女性の活躍のチャンスを奪うだけでなく、男女の賃金の差にも繋がります。

もちろん女性だけでなく、職場や家庭において「男だから」というジェンダー・バイアスによりプレッシャーや生きづらさを感じている男性も多くいます。

 

性差による無意識の思い込みは誰もが持ってしまっているものです。

すぐには解決できない難しい問題ではありますが、まずは「自分にも思い込みがあるかもしれない」という視点を持つことから始めていきたいですね。

 

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