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つめかえパックが再びつめかえパックに――水平リサイクル先進事例

つめかえパックが再びつめかえパックに――水平リサイクル先進事例

「水平リサイクル」をご存じでしょうか。

一般的に「リサイクル」と言うと、ペットボトルなどが他の物に生まれ変わる場合が多いですが、「水平リサイクル」は、再び同じものにリサイクルされることを指します。

使用済みのリサイクル品の状態が良く、厳密に分別する必要があり、リサイクル品の製造側も高度な技術が要ることから、水平リサイクルは難しいとされています。

今回はそんな水平リサイクルの先進事例をご紹介します。

神戸で実施された水平リサイクルの取り組み

神戸市と小売・日用品メーカー・リサイクラーが連携する「神戸プラスチックネクスト つめかえパックリサイクル プロジェクトチーム」は、神戸市内の小売店舗に回収ボックスを設置し、「神戸プラスチックネクスト~みんなでつなげよう。つめかえパックリサイクル~」を展開しました。

このプロジェクトは、神戸市と小売・日用品メーカー・リサイクラー(再資源化事業者)が協力し、循環型社会の構築を目指すもので、洗剤やシャンプーなどの使用済み日用品のつめかえパックを分別回収し、再びつめかえパックに戻す「水平リサイクル」(フィルムtoフィルム)を目指したものです。

 

 

自治体や製造・販売・回収・再生に関わる複数の企業が「協働」し、「競合」の垣根を超えてつめかえパックの「水平リサイクル」を実現する全国でも先駆的な試みです。現在、神戸市内の小売店舗や施設79カ所に回収ボックスが設置されています。

2年間の累積で2.76 トンを回収

第1期では約1.13トン、第2期では前年の約1.4倍となる約1.63トンのつめかえパックが回収され、これにより2年間で累積2.76トンに達しました。

この期間、プロジェクト内では4つの重要な課題に焦点を当て、それぞれのワーキンググループ(技術検討、戦略検討、認知拡大、回収パック利用拡大)が活発に議論と勉強会を行っています。これにより、以下の具体的な活動が展開されました。

①「KOBE PLASTIC NEXT」のWEBサイトにおいて、参画企業が魅力的なコラムを連載。

②視覚的に訴求力のあるポスターを新たにデザインし、回収ボックスのある店舗に効果的に掲示。

③プロジェクトのビジョンについて熱心な議論を重ね、具体的なステートメントを策定。

④神戸市内で回収されたつめかえパックから、環境に優しい「リサイクルごみ袋」を製作。

⑤神戸市内でのクリーンイベントの開催や、神戸市主催の環境イベントでの啓発活動。

 

回収店舗に掲示されたポスター

 

これらの積極的な取り組みにより、神戸市内でのつめかえパックリサイクルプロジェクトは更なる発展を遂げ、地域社会における意識の向上と継続可能な循環型社会の構築に寄与しています。

「水平リサイクル」は安定した回収量と品質の確保が課題

プロジェクトでは2025年までに神戸市内で社会に実装し、さらに神戸市外エリアにも広がる可能性を模索するため、以下の目標を設定しています。

これは「水平リサイクル」を実現するために、安定した回収量と品質を確保することが重要な課題であると認識しているためです。

具体的なアクションとして、年間5トンの回収を目指し、市民に回収への協力を呼びかけ、理解を促進する取り組みを進めています。

●生活者が分別回収に理解を深め、年間5トンの回収が可能な仕組みの構築(認知から参加拡大までを含む)

●神戸市外エリアでも運用可能なモデル事例の創出

●つめかえパック由来の再生樹脂への循環利用のための計画の策定

また、2024年にはつめかえパックからリサイクルした実用品を神戸市民に還元する予定です。

これにより、地域社会におけるリサイクルへの参加を奨励し、より持続可能な循環型社会の構築に寄与することを目指しています。

市民の協力が不可欠な水平リサイクル

今回は神戸市での取り組みをご紹介しましたが、前述の通り「水平リサイクル」はより厳密な分別やルールを守った回収が必要になります。

そのためには市民の協力が不可欠です。

神戸市では市民からメーカーまで一丸となって取り組んだ結果、累積2.76トンもの回収を実現したと言えます。

リサイクルは身近なSDGsへの一歩。皆さんも身近なところから取り組んでみませんか。

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