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使うだけでSDGs！アップサイクル最新商品

使うだけでSDGs！アップサイクル最新商品

Link with SDGs編集部最終更新日: 2023-03-15

リサイクルとはまた異なり、本来は廃棄されるはずだったものを別の商品に生まれ変わらせる「アップサイクル」。
2023年も数多くのアップサイクル商品が発売されていますが、どんなものが発売されているのか、以外と知らない人も多いはず。
そこで2023年以降に発売された、またはこれから新発売されるアップサイクル商品をご紹介します。

INDEX

《アップサイクル食品・飲料》

おからをクッキーに「アップサイクルクッキーいいとこどり」
クラフトコーラのかすをビールに「環ビール」
ウエハースの端材を使ったクラフトビール「信都ご縁エール」

《アップサイクル衣服・ファッション》

コーヒー豆の入っていた麻袋を使用したパンツ
ビールの副産物から作ったフライトジャケット
アーカイブファブリックで仕立てられた「アップサイクル・ラブトロッター」
生地の切れ端を活用したバスクボーダーシャツ

《アップサイクル食品・飲料》

おからをクッキーに「アップサイクルクッキーいいとこどり」

年間3～6万トン廃棄されると言われる「おから」を生地に練り込んだクッキーの新商品（4月3日発売）です。
「ベイクドチーズ味」と「ココア味」の２種類をラインナップしています。

参照元：日清シスコ

アップサイクルクッキーいいとこどりベイクドチーズ味
アップサイクルクッキーいいとこどりココア味

クラフトコーラのかすをビールに「環ビール」

クラフトコーラである「ぎふコーラ」を製造する上で発生するコーラかすに着目し、クラフトビールを作り出す循環プロジェクトが、クラウドファンディングで先行予約受付中です。

ぎふコーラは2020年10月の初回製造から、2年間で約7万杯を製造。しかし製造本数が増えていくうちに、同時にコーラの「かす（薬草・スパイス・柑橘などコーラの材料のかす）」も増加。貴重な薬草を最後まで活用したい、という思いから始まった商品です。

参照元：ぎふコーラ

ウエハースの端材を使ったクラフトビール「信都ご縁エール」

信州の観光みやげ品であるウエハースの端材を使用したクラフトビール「信都ご縁エールペールエール」「信都ご縁エールアルト」の2種です。

みやげ品の製造工程では年間約2.4トンほどウエハースの端材が発生しており、チョコレートが入っている端材は従来、飼料や二次産品に使用できない課題を抱えていました。

そこで粉砕したウエハースをお湯を加えて糖化させて煮沸し、冷却の際に酵母を加えて発酵。貯蔵タンクで熟成させ、約6週間かけてクラフトビールを作り上げています。

参照元：長野アップサイクル・フード

《アップサイクル衣服・ファッション》

コーヒー豆の入っていた麻袋を使用したパンツ

染め物を中心とした作品を発表しているアパレルブランドのTSUKUYOMIBLACKが、3月3日にフランスで開催された「パリファッションウィーク」で2023年秋冬コレクションを発表。

コレクションのテーマは「地球に生まれ、地球に還る」として、奄美大島の伝統染色「泥染め」による作品を中心にデザイナー「緋咲レイラ」による手染めや脱色を施した作品が発表されました。

そこで注目を集めたのが、アップサイクルされたドレスやパンツ。

コーヒー豆の入っていた麻袋を使用したパンツなど、刺激的なファッションが脚光を浴びました。

今回発表された作品は受注販売の予約を5月から開始します。

参照元：tsukuyomiblack.com

ビールの副産物から作ったフライトジャケット

ビールづくりの工程で麦汁を搾ったあとに派生するモルトフィールドや、ホップの収穫時に出る茎や葉など、ビールの副産物からデニムの生地を作ったフライトジャケットが、サッポロビールから発売されています。

その名も「黒ラベル Malt & Hops Series BLACK DENIM MA-1」。生地や刺繍にも黒ラベルらしさを織り交ぜたこだわり抜いたデザイン、ブラックデニムとサテン生地のリバーシブルが、異なる２つの表情で着回しの幅を広げてくれます。

参照元：CLUB黒ラベル

アーカイブファブリックで仕立てられた「アップサイクル・ラブトロッター」

マルコ・デ・ヴィンチェンツォが日本のために選んだアーカイブファブリックで仕立てられた「アップサイクル・ラブトロッター」が、ETRO.comとエトロ銀座本店で発売されました。

アーカイブファブリックとは、過去のファッション作品や素材を復刻し、新しいコレクションで再利用することで、過去の時代のファッションやアイデアを現代に蘇らせるものです。

全工程をイタリアでハンドメイドし、再生プラスチックを使用したロゴ入りのカラーハンドルや立体的な刺繍などで個性的に表現されたエトロのアイコンバッグです。

参照元：ETRO.com

生地の切れ端を活用したバスクボーダーシャツ

生産の過程で廃棄される生地の切れ端を使活用する「UpcycleLino（アップサイクルリノ）」プロジェクトから、軽やかな肌触りが心地よいバスクボーダーシャツが発売。

凹凸の波打った形状に撚られた糸で生地を織り上げる「壁撚り」という技法で、独特のシボ感のある表情に仕上げられたラインナップです。

参照元：UpcycleLino

アップサイクル商品は続々と発売されており、着実に市場におけるシェアを拡大しつつあります。
アップサイクル商品を使うことが当たり前な世の中は、すぐそこまで来ているかもしれません。

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