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洗濯物の乾きやすさを予測!地球にやさしい洗濯アプリ「はれほす」 – いますぐできる身近なSDGs|リンクウィズSDGs

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洗濯物の乾きやすさを予測!地球にやさしい洗濯アプリ「はれほす」

洗濯物の乾きやすさを予測!地球にやさしい洗濯アプリ「はれほす」

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晴れるなら洗濯物を外に干したいけど、もし雨が降ったら困るから、ついつい乾燥機を使っちゃう……そんなことありませんか?昨今はお天気予報の精度がかつてないほど向上していて、洗濯物の乾きやすさを高精度に予測するアプリも登場しています。

そこで今回は、株式会社島津ビジネスシステムズが提供している地球にやさしい洗濯アプリ「はれほす」をご紹介します。

「洗濯物の乾きやすさ」に特化したアプリ!

洗濯物の乾きやすさは「気温」「湿度」「風」「日射量」「降水」など、さまざまな要素が影響しています。

 

しかしウェザーニュースによると、冬場から春にかけては、外干しをする人が増えるのは天気と「気温(温かさ)」を基準にしている人が多いようです。寒かったり、微妙な天気だと外干しもおっくうになりがちですが、もしかしたら「乾くのにもったいない」状態にあるかもしれません。

最高気温が10℃を超える日が3日ほど続くと、外干しへの切り替え率が増加し始めるということがわかりました。

引用:ウェザーニュース「洗濯物を外干しに切り替えるのはいつ?最高気温10℃がカギに」

 

そんな時に役立つのがアプリ「はれほす」。累計ユーザー数、約36,000人(2024年3月22日現在)のiPhone用アプリです。

「はれほす」は、20年以上にわたり培った気象データ解析技術を活用。現在の気象要素から1時間ごとの洗濯物の乾きやすさを計算し、「洗濯指数」や「取り込み可能時間」を高精度に予想します。

さらに、全国を5kmごとに細かくメッシュに区切り、そのメッシュごとにピンポイントで洗濯指数を算出するのだそう。これによって、全国どこの地域でも精度の高い「乾きやすさ」が分かるのです。

 

はれほす HOME画面。「厚手すぐ乾く」など、乾きにくい洋服の乾きやすさの目安が表示されるほか、何時ごろ取り込めるかがひと目で分かる

 

「はれほす」の開発を行った島津ビジネスシステムズに話を伺うと、「『はれほす』は夏場(610月頃)に利用者が多くなる傾向にあります。その理由として、梅雨時期やゲリラ豪雨・台風の時期にあたるため曇りや急な雨の日が多くなり、洗濯物を外干しできるかの判断にアプリをご活用いただいていると考えます」とのこと。

急な天気の変化にあわてないためにも、このアプリの活用は役立ちそうです。

また、以下にユーザーの声をご紹介します。

「読売新聞『編集手帳』を読み、初めて参加しました。今後の洗濯の参考と、CO2削減に協力でき、それが目に見えて実感出来るならと思い、登録しました。名もない主婦には地球温暖化にどの様に協力してよいかわりません。毎日の洗濯で協力できるならと早速入手しました。」

 

「CO2削減に繋がる洗濯物の干し方が出来ているので、「はれほす」を確認することが楽しみになっています。」

 

「洗濯情報が役に立ってます。乾燥機をできるだけ使わないことで、少しでも環境配慮になるなら、いい取り組みだといます」

 

「こういうアプリを待っていました!通常のお天気アプリだけでは洗濯物をどうするかの判断材料としては物足りなかったの嬉しいです」

 

「気になるところに特化したアプリで、嬉しいです。断然天日干し派の私なので、これかの不安定な天気の日々に対応していただけると助かります」

外干しの判断がしやすい実用性と、環境にやさしいという2つの点から支持されていることが分かります。

CO2削減量をみんなで共有!これまで累計で約170トンのCO2を削減

「はれほす」には、「乾燥機を利用するかどうか」のレポート機能があります。

実はレポートを行うことで、外干しした時のCO2削減量が記録され、アプリの利用者全体で削減できたCO2量を共有できる仕組みです。

  • ①乾燥機利用の有無を答えると…
  • ②外干しによるCO2削減量が見える化


さらには、CO2の削減量に応じてバッジを獲得することができ、SDGsへの参加意識が高まるような作りになっています。

これらの仕組みによって、これまでに外干しで削減できたCO2量は約170トン(2024年3月22日現在)とのことです。

 

CO2削減をどれだけ行ったかが、メダルとして表示

 

なぜ洗濯をSDGsと結びつけたの?

アプリを開発した島津ビジネスシステムズは、SDGsの目標のうち「7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「13:気候変動に具体的な対策を」に対して気象ビッグデータを活用した取り組みを行っています。
その一環として開発したのが「はれほす」。身近な「毎日の洗濯」を通じて地球温暖化の防止に貢献できる洗濯アプリを考案したそうです。
洗濯物を外干しした場合と乾燥機を使った場合では、1回あたり約0.4kgのCO2排出量を削減(※1)できるとのこと。

1万人が外干しをすると、1日で4,000kgのCO2排出量を削減できます。

また同社は「はれほす」について以下のように語っています。

近年、地球温暖化の影響により、ゲリラ豪雨など急な雨の発生頻度が増加しています。また、乾燥機能付き洗濯機の普及により、乾燥機の利用頻度も増加しています。

「はれほす」を利用することで、利用者は安心して外干しできる日を判断することができます。その結果、乾燥機の無駄な使用が抑制され、CO2排出量が削減されます。さらに、削減されたCO2の量はアプリ内で共有され、地球温暖化の問題への意識を高める手助けとなると考えています。

 

そして「このアプリを通じて、利用者が自身の行動が地球環境に及ぼす影響を理解し、持続可能な社会に向けた積極的な行動につながることを期待しています」と、このアプリに対する思いについても述べています。

 

※1 ドラム式ヒートポンプ乾燥タイプ洗濯乾燥機の洗濯時 約70Wh、洗濯・乾燥時 1150Whと東京電力2020年のCO2排出係数 0.4(kg-CO2/kwh)を用いて算出

「はれほす」の今後は?

「はれほす」は今後のバージョンアップも検討しているとのことです。

●機能・性能のアップ:よりパーソナルな洗濯指数を提供して日々の活用度を高めます。

●季節イベント:シーズンごとにユーザー参加型のイベントを開催することで、SDGsへの参加を広げていきます。

●インセンティブの提供:より環境への関心が深まるポイント制(例えば、貯めたポイントを緑化のために寄付する等)を検討します。

※アプリ内で貯まるポイントは、いったん2024年5月10日で配布を終了します。

アプリ内のポイントは5月で終了するとのことで残念ですが、新たなポイントサービスも検討中とのこと。

iPhoneユーザーはぜひ一度、ダウンロードして試してみてはいかがでしょうか。

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■情報提供元:株式会社島津ビジネスシステムズ

https://tenki.shimadzu.co.jp/harehos/

※リンク先は「はれほす」紹介ページ

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