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地域貢献や環境貢献につかえる!平林金属独自のコイン「ecoin」とは? – いますぐできる身近なSDGs|リンクウィズSDGs

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地域貢献や環境貢献につかえる!平林金属独自のコイン「ecoin」とは?

地域貢献や環境貢献につかえる!平林金属独自のコイン「ecoin」とは?

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岡山県に本社を構える総合リサイクル業者である平林金属は、家電や自動車、小型家電など、様々な役目を終えた様々なモノの回収・リサイクルを行なっています。

 

そんな同社が運用しているのが、eポストという古紙回収ステーションです。新聞・チラシ・雑誌・段ボールなどが回収でき、重量に応じてポイントが貯まります。

 

ポイントはアプリでも貯めることができ、アプリの場合はポイントと別に独自の地域貢献・環境貢献コインであるecoin(エコイン)が付与されます。今後ポイントの使い道も拡大していくそうです。

 

前回に引き続き、平林金属株式会社システム課 課長の大川さんにecoinにまつわるお話を伺いました。

環境貢献につながる、ecoin

ーーecoinの概要を教えてください。

 

eポストは資源を投入するとポイントが貯まるシステムがありますが、そのポイントとは別に環境貢献していただいていることに対してのロイヤリティとして、ecoinを用意しています。このコインは、環境貢献ですとか、地域貢献、社会貢献に使えるものです。

 

ーー一般的なポイントシステムとは、どのような違いがあるのでしょうか?

 

ポイント付与の仕組みとしては、eポストをご利用いただき、特にアプリをお使いいただくことで通常のポイントとは別にecoinが獲得できるという点では似ています。しかし、ecoinの最も大きな違いは、その使途が社会貢献活動に限定されている点と、環境貢献活動そのものを促進し、可視化することを目的としている点です。単にモノやサービスと交換するだけでなく、ecoinを通じてより良い社会を築くための一翼を担っていただく、そんなイメージです。

 

SDGsへの貢献活動を、ともに進める

ーーecoinは環境への配慮からスタートしたのですか?

 

きっかけは環境への配慮ですが、ecoinを通じて次につながるアクションをしたくて。環境への貢献活動やSDGsへの貢献活動は弊社だけがこの思いをもっていてもやれることが限られてしまうので、ひとつひとつ小さな企業が手を組んで、大きなことをやりたいなと。今までは競合だったのが、共生していければと思います。

 

志が同じ会社は多いと思うので、バラバラに活動するのではなく、チームとしてやっていきたいです。

 

ーー現在、利用者は貯まったecoinをどのように使うことができるのでしょうか?また、今後どのような展開を考えていますか?

 

現状では、eポストのアプリ内で、ecoinを障害者福祉施設で作られた製品や、アップサイクル品(廃材や不用品をより価値の高いものに作り替えた製品)、環境に考慮したサステナブル商品などと交換することができます。

 

将来的には、ecoin専用のアプリ開発も進めており、例えばPayPayのようなQRコード決済機能を搭載し、地域のフェアトレード商品を扱うお店や、環境に配慮した取り組みを行う店舗での支払いに使えるようにしたり、街中での清掃活動への参加など、eポスト利用以外の活動を通じてもecoinが付与されたり、利用できる場面を増やしていく予定です。

 

導入することで、SDGs活動の周知につながる

ーーeポストのアプリで特徴的な機能はどのようなところなのでしょうか?

 

お客様がアプリを利用するにあたって最大のメリットとしましては、ポイントがカードに比べて貯まりやすいんです。ロイヤリティー機能がついていて、使えば使うだけ自分のステージが上がっていき、ポイント倍率が高くなっていきます。

 

あとは、1日1回使うたびにスタンプが1個押され規定数貯まるとボーナスポイントがもらえたり、期間中にご利用いただくと、投入された重量によって抽選補助券を配布していまして、抽選ゲームを1回回せてポイントなどがもらえるよ、とか、まずは使っていただきやすいもの。使うことでメリットが多くあるような仕組みにしています。

 

その他にもデジタルチラシ・クーポン・アンケートなど 便利な機能が盛沢山となってるんですよ。

 

ーー自社開発のアプリを提供する企業はめずらしいですよね。

 

そうですね。もともと弊社のようにリサイクルシステムを内製化しているところが少ないので。かつアプリになると、ほとんどの場合はそういったシステム会社様に依頼をしていると思います。

 

弊社はリサイクラーなので、リサイクルする会社が必要な機能を備えているという点が一番強いかと思います。
システム会社が作っていると、UI・UXの部分だけ強くなってしまって、回収する側が必要な機能を用いていないとか、この情報が知りたいんだけど出せない、ということが起こってしまう可能性があります。

 

弊社はリサイクルする側でもありますし、BtoCも10年以上やっていますので、それがうまいこと両軸でできています。

 

ーーecoinやeポストのシステムを導入する企業には、どのようなメリットがありますか?

 

まずリサイクル事業者様にとっては、持ち込まれる資源量の安定化や増加が期待できます。また、これまでBtoBが中心だった企業様も、eポストやアプリを通じて一般消費者との接点を持つことができ、企業イメージの向上や新たな顧客層の開拓(BtoC展開)に繋がる可能性があります。

 

そして何より、SDGsへの貢献を具体的にアピールできる点は大きなメリットです。ecoinの仕組みは、まさに環境貢献活動そのものですから、導入企業は自社の取り組みを社会に分かりやすく示すことができます。

 

ーー他に、eポストで取り組まれていることはありますか?

 

eポストでは、AIカメラを活用した属性分析にも取り組んでいます。これは個人を特定するためのものではなく、地域の中でeポストがどのような場面で使われているのかを把握するための仕組みです。

 

環境配慮やSDGsの取り組みは、実施していても「誰に」「どんな生活シーンで」届いているのかが見えにくいという課題があります。属性分析では、利用されている時間帯や傾向をもとに、地域との接点を整理し、取り組みの手応えを把握することができます。

 

このデータを活用することで、eポストの操作画面やアプリを通じて、利用シーンに合わせた情報発信が可能になります。不特定多数に向けた広告とは異なり、日常の行動の中で自然に目に入る形で伝えられる点が特長です。

 

そのため、eポストは単なる広告枠ではなく、地域との関係性を築きながら、自社の取り組みを伝えていくためのツールとして、地域密着型の企業や、SDGsに取り組む企業に活用いただけると考えています。

 

 

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■情報提供元:平林金属株式会社

https://www.hirakin.co.jp/

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