ゴミの捨て方を教えてくれるアプリ「Trash Lens」がサービス開始!さっそく使ってみました
傘・ライター・モバイルバッテリーなど、意外と捨て方のわからないゴミは多いのではないでしょうか。
また、ゴミの捨て方は自治体によってさまざまなので、分別に困ることもあると思います。
Link with SDGsでも滝沢さんの部屋で度々ゴミの捨て方をお伝えしてきましたが、まだまだ捨て方が分からないゴミは多いことでしょう。
そんなとき、「Trash Lens」というスマホアプリが私たちをサポートしてくれます。Trash Lensは2024年4月10日にサービスを開始したアプリ。捨て方のわからないゴミをスマホにかざすだけで、捨て方や活用方法を教えてくれます。
分別情報のみならず、売り方や活用法まで!
Trash Lensはゴミの分別アプリです。捨て方のわからないゴミをカメラに映すと、どのように捨てればいいのか表示されます。また、分別情報のみならず、AIが画像から検出した特徴をもとに以下の3つのことが分かります。
【①捨て方がわかる】
カメラにいらないものをかざすだけで、捨て方を教えてくれます。
【②売り方がわかる】
どの店だと高く売れるのか、すぐ引き取ってくれそうなのはどの店なのかを一覧で表示します。
【③活用法がわかる】
手放すだけでなく、新たな活用法を教えてくれます。例えば、割れたお皿なら金継ぎができる場所を紹介してくれたりするのです。
Trash Lensは誰もが意識することなくより良い資源活用を行なえる社会の実現を目指し、手放すものをパッと撮るだけで価値を最大化する仕組みが開発されました。モノが持つ資源としての価値を最大化するだけでなく、利用者にとっても満足度の高い手放し方を提案しています。
Trash Lensを実際に使ってみました!
Link with SDGsのライターも、実際にTrash Lensを利用してみました。
今回は、捨て方がいまいち分からないハサミで体験してみます。
アプリをインストールして地域を選択。あとはかざすだけで簡単に捨て方を知ることができました!
かざしてすぐに捨て方が表示されるので、いろんなもので試してみたくなる楽しさがあります。
ものによっては、近隣のリサイクルショップが表示されたり、アイデアを生かしてゴミを再活用できるような提案も見られるようです。
Trash Lensを開発するきっかけとは?
代表の山本虎太郎さんは、幼いころから手放すものに価値を見出していたそう。小学生の頃には「何も考えずにゴミを捨てるのはもったいない」と、お菓子の筒を灯台にしたり、緩衝材をビルにして家の中に小さな街を作ったりしていました。
中学に上がっても、教室のゴミ箱をひっくり返して分別してごみの資源化にこだわっていたようです。
友人から「この教室のゴミだけを分別しても無駄」と言われたのがきっかけに、ゴミ問題を根本的に解決しようと志しました。
高校生になると「Trash Lens」の原型となるアプリを開発。大学入学後、インターンとして株式会社ピリカに従事し、環境問題に対してビジネスでアプローチする現場に触れました。そこから、Trash Lensプロジェクトが始動したそうです。
そんなTrash Lensはリユース・アップサイクルに取り組み、企業との連携を広げています。
今後は分別を分かりやすくするのはもちろん、分別したものがどう生まれ変わるかを知れるような仕組みの提供を目指すそうです。
SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。社会課題から身近にできることまで幅広く取り上げ、分かりやすくお伝えします。
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