ローソンにて使用済みインクカートリッジを回収!CO₂排出量の削減へ!2025年に合計100万個の回収を目指す
皆さんは使用済みインクカートリッジがリサイクルされていることをご存じですか?
使用済みインクカートリッジを回収しているジット株式会社は、関東一都三県のローソン店舗にて回収ボックスを設定しています。現在2055店舗に回収ボックスを設置しており、2025年に合計100万個を回収目標としているそうです。
関東のローソンでカートリッジを回収
ジット株式会社では、長年にわたり全国の家電量販店やホームセンター、自治体、官公庁、一般企業などを主軸に回収ボックスを設定して、リサイクル活動を続けてきたのだそう。
2022年12月より、株式会社のローソンの協力を得てローソン店舗でもEC商品が発送できる「スマリボックス」と同じ場所に回収BOXが設置されました。
これまでの2年間のインクカートリッジ回収量は約60万個にのぼります。60万個のインクカートリッジを焼却処分した場合には、約49tのCO2が排出されることになるそうです。
リサイクルにより、CO₂の排出を防ぐ
日本国内では毎年約1億個のインクカートリッジが流通していますが、その半数以上が廃棄されているのが現状です。
インクカートリッジがプラスチックで生成されているため、焼却処分されると1個あたり約76gのCO₂が排出されます。
ひとつでも多くのインクカートリッジの回収を行なうことが、限りある資源の有効活用や廃棄物の削減に繋がり、焼却によるCO₂排出を減らし、未来の地球環境を守ることに貢献するのだそう。
そのため、同社では限りある資源を有効活用し、地球環境を守るべくインクカートリッジ回収ボックスを、ひとりでも多くの方に利用してもらえるようリサイクル活動を推進しています。
カートリッジの回収から繋がる、さまざまな社会貢献
同社では、インクカートリッジの回収を通じて以下の3つのポイントを大切にしているのだそう。
➀教育の向上
大人が率先垂範して「リサイクル」に取り組むことで、未来を担う子どもたちに「もったいないの心」を繋ぎ、SDGsの輪を広げることで子どもたちの教育向上につながります。
②障がい者の雇用
毎日全国各地から回収される「使用済インクカートリッジ」の選別作業をジットグループ「NPO法人ジット会たいよう」にて行なっており、1つのカートリッジが1名の障がい者雇用に繋がっています。現在では、110名のハンディキャップを持っている方々が仕事を通して社会に貢献することが出来ているという「生きがいとやりがい」を感じながら、一緒に働いています。
③資源の活用
破損等でリサイクルインクカートリッジに蘇ることができないカートリッジに対しても、プラスチック再資源として蘇らせ、限りある貴重な資源を大切に活用いたします。
皆さんも、自宅で不要になったカートリッジをリサイクル回収に出してみてはいかがでしょうか。
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