トヨタ、三菱商事、ソニー……動画で知る!大手企業10社のサステナブルな取り組み
日本の大手企業は、まずほとんどがSDGs……あるいはSDGsと言わずとも、サステナブルな活動を行なっています。
そこで今回は、日本の大手企業で株式ランキング(売上高)上位10社の取り組みについて、サステナブル関連動画をまとめました。
トヨタ自動車
トヨタ自動車株式会社は、2024年3月決算で売上高45兆95億3,250万円と、名実ともに日本のトップ企業です。
そんなトヨタ自動車は「トヨタ自動車コーポレート」チャンネルで再生リスト「SDGsへの取り組み」に集約。
カーボンニュートラルのことから育児休暇のことまで、実に48本もの動画がアップされています。
ホンダ
自動車メーカーが続きますが、言わずもがなホンダ(本田技研工業株式会社)も日本屈指の企業です。
以下の動画では「脱エンジン宣言」と謳い、独自の「eMaaS Concept」打ち出しています。
一方で社会貢献活動については、以下のような動画も。
三菱商事
三菱商事株式会社は総合商社なので、とても幅広い事業領域を持っています。
そうした中で、短くまとめられているのが「三菱商事が分かるショートムービー」。
燃焼時のCO2排出量が少ないLNG(液化天然ガス)の事業などがわかりやすく紹介されています。
また、こちらの公式チャンネルではサンゴ礁保全プロジェクトや欧州電力トレーディングなど興味深い取り組みもあるので、ぜひご覧ください。
伊藤忠商事
伊藤忠商事の公式チャンネルに掲載の動画はイメージCMが多く具体的な取り組みが分かる動画は見当たりませんが、企業紹介映像の興味深い箇所をピックアップしてご紹介します。
上記の動画の「持続可能な社会の実現に向けて」パートの直後に経営者の哲学である「三方よし」について言及されています。
この「三方よし」とは、戦国時代~江戸自体に活躍した「近江商人」の考え方からきており、『売り手によし、買い手によし、世間によし』という「自らの利益のみを追求することをよしとせず、社会の幸せを願う」理念のことです(参考:伊藤忠商事「近江商人と三方よし」)。
「三方よし」はCSR(企業の社会的責任)やSDGsでもよく取り上げられる言葉。伊藤忠商事の経営理念の根幹となっています。
ENEOSホールディングス
ENEOSホールディングス株式会社では、公式YouTubeチャンネル「ENEOS TV」の「企業・ESG」パートに関連する動画をアップしています。
エネルギー事業、石油・天然ガス開発事業など幅広くエネルギー関連を扱うENEOS。
ENEOSグループは挑みます。 エネルギー・素材の安定供給と カーボンニュートラル社会の実現。 その両立に。 ENEOSは、変わる。 そして、社会も、変えていく。
とあるように、社会インフラとして欠かさないエネルギーとカーボンニュートラルとの両立について決意を表明しています。
また一方で、EV向けバッテリー全自動交換ステーションの実証実験開始など、先進的な取り組みも動画で見て取れます。
NTT
NTT(日本電信電話株式会社)では、国内外のNTTグループ各社が取り組む持続可能な社会に貢献する施策を紹介・共有する「サステナビリティカンファレンス」という取り組みが行われており、公式チャンネルでもこの動画を中心にアップされています。
三井物産
三井物産株式会社はYouTube動画コンテンツも他社とは異なる見せ方をしているものもあり、大変興味深いです。
中でも「その志で、世界を動かせ。」は世界中で「難問」に挑む三井物産社員の姿を、1分のインタビュームービーで紹介しする動画コンテンツ。
「“夢のエネルギー”フュージョンエナジーから資源問題のない世界をつくりたい。」
「あらゆるペットボトルが循環する環境に良い社会をつくりたい。」
など、様々な社員の想いが綴られています。
またこの他にも「砂漠で野菜を育てるために。」など、世界の食糧事情に真摯に向き合っている姿も見受けられ、ぜひ見て頂きたい動画です。
ソニーグループ
意外と知らない人もいるのではないでしょうか。ソニーは、2021年4月に「ソニー株式会社」から「ソニーグループ株式会社」へと社名変更を行なっています。
そんなソニーの「Sustainability Vision」がこちらです。
そして興味深いのは、「音声解説付き動画」も制作しているところです。こういったところにソニーのダイバーシティ&インクルージョン(個々の「違い」を受け入れ、認め合い、生かしていくこと。)が垣間見えます。
こちらが「ソニーのダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン (音声解説付き) 」動画です。
ソニーの環境計画について。
日産自動車
日産自動車株式会社は電動車(e-POWER)に力を入れているのは知られるところです。
サステナビリティを事業の中核と位置付けている日産の、ダイジェスト動画がこちら。
また日産は「ブルー・スイッチ」と謳った活動を行なっています。
これはゼロ・エミッション社会実現を目的に、EVを通じて全国の自治体や企業など、多くのパートナーと共に地域課題解決に向けた取り組みのことです。
日本郵政
日本郵政株式会社はSDGsを経営戦略のフレームワークに取り入れています。
郵便局の自動車や二輪車は、EVが使われているのを見た方も多いのではないでしょうか。
日常の様々なものが「サステナブル」に
いかがでしたか。
動画を通じて、各企業のサステナブルへの考え方の違いも見えてきたかと思います。
こうして見ると、私たちが使っているもので知らないうちに「サステナブル」なものも多くありました。
ぜひ各企業の取り組みを知って、身近なSDGsを感じてみてください。
SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。社会課題から身近にできることまで幅広く取り上げ、分かりやすくお伝えします。
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