6月は環境月間!イオンモールやLOFT、メーカーでは何を各社の環境への取り組みまとめ
毎年6月は「環境月間」として、環境保護や持続可能な社会の実現に向けた取り組みが推進される期間です。
この月は、環境に関する様々なイベントやキャンペーンが世界中で開催され、環境問題への関心を高める機会となります。
環境月間は1972年の国連人間環境会議をきっかけに、国連が「世界環境デー」を定めたことから始まりました。日本でも、1991年度から6月を環境月間と定め、全国的に環境に関する啓発活動や教育プログラムが行われています。
今回は2024年の「環境月間」各社取り組みをご紹介します。
「イオンモールの環境月間」
イオンモールでは、「イオンモールの環境月間」としてサステナブルな様々な取り組みを行っています。
●イオンサステナキャンパス
環境問題について楽しく、わかりやすく学べる「MYボトルデザインコンテスト」と市岡元気先生の「サステナみらいLABO」を実施。実は今年で4年目になるイベントです。
「MYボトルデザインコンテスト」(応募期間6月5日~6月30日)は、応募作品の中から最も優れた作品を環境大臣賞として表彰されます。
受賞者には自分でデザインしたマイボトルをプレゼントされるのが嬉しいですね。
一方で「サステナみらいLABO」は、登録者数100万人を誇るYouTubeチャンネル「GENKI LABO」を運営する市岡元気先生とのコラボ企画。
プラスチック製品を通して環境問題について学べる実験動画を公開中です(開催期間6月30日まで)。
このほか、イオンモールでは各店舗で様々なイベントを実施しています。
「LOFT GREEN PROJECT」サステナブルビューティー&ライフ2024
LOFTでは7月15日までの会期中に「環境への配慮」「人・地域・社会への配慮」「回収リサイクルプログラム」の3つのテーマで売場展開をしています。
●環境への配慮
環境負荷削減の工夫や、使用することにより環境への配慮につながる商品のことです。
ドイツのバスソルト「クナイプ バスソルト ピースフルモーメント ウォーターミント&ローズマリーの香り」や、リサイクルPET素材を使用したバックパック「Hajo(ハヨ) Mini Backpack」、「環境にやさしいECOなおかずカップ」など多くの商品が店頭に並びます。
●人・地域・社会への配慮
購入することにより人や地域社会を応援できる商品です。
宮崎県のマンゴー農園の、市場に出せず廃棄される果実や草花の天然エキスを抽出しアップサイクルしたボディスプレー「サスティナブルフレグランス ボディスプラッシュ アップルマンゴー(6月下旬から順次店頭展開)」、地域に密着したものづくりをおこなっているブランド「おぼろタオル」から「専髪タオルセミロング(6月発売予定)」などを展開します。
●回収リサイクルプログラム
2021年11月から行われているLOFTのリサイクル回収「ロフト グリーンプロジェクトリサイクルプログラム」を強化する取り組みです。
詳しくはこちら→ https://www.loft.co.jp/news/detail.php?news_id=526247
ハンズ新宿店「洋服ポスト」
眠っている洋服をリユースして環境保全や社会貢献活動につなげる取り組み「洋服ポストinハンズ新宿店」が6月19日まで実施されます。
洋服ポストに集まった衣類はマレーシアで仕分けされた後に、気候や風習に合わせて世界各国の古着マーケットで販売され、また使ってくれる人の手に届きます。
キユーピーと日清オイリオグループが千葉市内で「使用済み油付きPETボトル」回収の実証実験
「滝沢さんの部屋」でも過去に滝沢さんが語っていましたが、これまでは油が付いた使用済みのPETボトルは「資源」として回収できない自治体がほとんどでした。
そうした中でキユーピー株式会社と日清オイリオグループ株式会社は、ドレッシングや食用油の油が付着したPETボトルの資源循環に向けて動き出しました。
まずは千葉市内の「イオン」「イオンスタイル」8店舗での実証実験が11月末まで行われています。
ぜひ最寄りに対象店舗がある方は、回収にご協力を。
詳しくはこちら→ https://www.kewpie.com/newsrelease/2024/3374/
花の国日本協議会「well-blooming project(ウェルブルーミングプロジェクト)」
花業界全体で、6月の「環境月間」をきっかけに、より具体的な「環境アクション」を各花店・各企業で考え、宣言し、実行していく取り組みで、全国約300の花店で推進しています。
どちらかと言うと、花業界が各お花屋さんへ推進を呼びかける内容ですが、ぜひお店へ立ち寄った際にはどんな取り組みを行っているか、注目してみてください。
環境月間は、あくまできっかけのひとつ!
いくらお店やメーカーが環境月間に動いても、私たち生活者が行動しなければ状況は変わりません。
私たち一人ひとりが環境について考え、行動を起こすことで、より良い未来を築くことができます。
この環境月間をきっかけに、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを始めてみませんか?
来週は引き続き環境月間にちなみ、サラヤ株式会社にボルネオ島での環境保全について取材を行います。
SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。社会課題から身近にできることまで幅広く取り上げ、分かりやすくお伝えします。
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