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滝沢さんと考える!ゴミを減らしてお得な方法 –ゴミ清掃芸人 滝沢さんの部屋 – リンクウィズSDGs:Link with SDGs

ゴミ清掃芸人
滝沢さんの部屋

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滝沢さんと考える!ゴミを減らしてお得な方法

滝沢さんと考える!ゴミを減らしてお得な方法

Link with SDGs編集部

SDGsと一言で言っても、行動を起こすのにお金がかかってしまうのでは続かないと考えていませんか?そこで今回は、滝沢さんと日常生活の中で「ゴミを減らして、しかもお得」な方法について、お話を伺いました。

【Profile】滝沢 秀一(たきざわ しゅういち)さん

お笑い芸人/ゴミ清掃員。
1976年生まれ。1998年にお笑いコンビ「マシンガンズ」を結成。その後2012年に芸人のままゴミ収集会社に就職。お笑い芸人とゴミ清掃員の二つの顔を持ちながら活動をしている。現在はゴミ清掃員としてゴミ学を世間に伝えたり、エッセイ『このゴミは収集できません』(白夜書房)など、いくつもの本も出版している。

サークル

使うことで貢献にもなり家計も助かる定番

――滝沢さんが普段使っているMy○○みたいなものは何がありますか? 

マイバック(エコバック)とマイボトル、マイ箸、マイストローなどがあります。そのなかでもマイボトルは浄水機能(ろ過装置)が付いたものを持っているので、水道があればどこでも給水ができます。自動販売機でも最近はお水を買おうとしても130円くらいする場合もあるので、節約になります。

 

 

 

――浄水器のポータブルは小型なのですか? 

500mlは入らないボトルなのですが、この上に浄水器がついています。期間は大体2か月ぐらい使えて、その後交換をしますが、900円ぐらいで取り換えることができます。

 

 

 

――そうすると、2か月の間にペットボトルの水を7回以上買う人にはお得になるということですね。

そうなりますね。

あとはお弁当もタッパーに入れて持って行っていますので、容器代も節約しています。日々使うものを繰り返し使えるようにするだけで、その分購入することもなくなりますし、購入しなければゴミにもならないのでSDGsへの貢献にも繋がります。

 

 

――エコバックも使われているとおっしゃっていましたが、エコバックはどのようなタイプの物を使っていますか?種類も豊富にあるので、選ぶ基準があれば教えていただけますか?

エコバックもいくつかは持っていますが、ほとんど貰ったものばかりですね。実際そういう方も多いのではないでしょうか。雑誌の付録などにも就いてくるので、大量にエコバックが捨てられているところを見たこともあります。

 

 

僕の場合は、いくつか持っていますが、いつも使っているのは同じものですね。こちらなのですが、友だちがクラウドファンディングで多機能付きエコバックを作っていて、応援を兼ねて購入しました。素材もしっかりしていますし、笛になっている部分があったり、ここにはパラコードがあったり、ここにはカッターがあったり、エコバック自体に水を入れて運ぶことができたりと、災害時に役立つ機能がついています。

 

だからエコバックを選ぶ基準があるとすれば、お気に入りのものを見つけたり、自分でお金を出したりすることではないでしょうか。

 

サークル

購入せずにシェアやサブスクを利用する

――他にもお得に使えるものはありますか? 

My○○ではないですけど、シェアみたいなものとかであればありますね。僕が着ている洋服とかもそうですし。

 

 

――洋服はサブスクかレンタルをされているとおっしゃっていましたが、どれぐらいのスパンで服を返すのですか?

僕の場合は1ケ月おきに借りている服を戻して、新しいものを借りています。月に送られてくるのは、上の服が3着、ズボンが1着です。

 

 

――勝手に届くものなのでしょうか?それとも選んだりもしているんですか?

返すときに、コーディネートをして下さる担当の人がいるので、その時に「明るめのものがいい」「デート用の服がいい」など要望を言ったりできるので、着たい服があるのであればそれを伝えている人もいるみたいですね。また気候の問題で、今のシーズンだと、半そでが2枚。雨が降ったら寒くなるので1枚と言うような調整もできます。

 

――衣替えをする時に、この服は1年間着なかったなというものがあったりしますが、滝沢さんのようにしていると、そう言うこともなくなりますね。

そうですね。僕は物が増えるのが嫌ですし、洋服のことで頭を使うのも面倒なので、今の状態が一番いいですね。それに、新しい服を購入しないので、買った服をどこに置こうかということも考えなくてすみますし、服があったスペースを別のスペースに使えるのもいいところですね。

 

着なくなった服を捨てるということも、以前よりは減ったので、ゴミが増えないという利点もあります。

 

シェアやサブスクは服だけではなく、他にもありますよね。シェアカーやレンタサイクルといった乗り物系。僕が住んでいる場所では、1家庭、1台までしか置けないという決まりもあるので、所有すること自体が難しくなってきています。

 

他にも冠婚葬祭は頻繁にあるものではないので、決まっていればそれもレンタルできるサービスとかもありますし。他には旅行に使うトランクも、借りている人がいます。そういったレンタルで言えば、ソファとかの家具もあると聞きました。

 

ただ、家具の場合、僕の家のように小さな子どもがいると壊したり汚したりしてしまいそうなので、まだレンタルは難しいですけどね。

 

サークル

「あったらいいな」と思うMy○○

――最後に「あったらいいな」と思うMy○○はありますか?

難しい質問ですね。ただ、普段から使っていて、使い捨てになっているもので、ゴミとして多く出されているものということですよね。

ウェットティッシュは、もったいないと思っています。安いものなので、みなさん気軽に使っていますが、ウェットティッシュがなくてもいらない布を使いやすいサイズに切って濡らして使えば、何度でも使えます。

 

いらない布も、例えば着なくなった服や汚れて着れなくなった服などを、そのまま捨てるのではなく、拭くものとして使うことで、ただ捨てるよりはいいと思いますし、ウェットティッシュを買う必要もなくなります。

 

もう少し大きいもので言うと、やはりお惣菜などが入っている容器でしょうか。プラスチックのゴミとしては、とても多くゴミとして見ることがあります。

My容器というのは難しいのかもしれませんが、家の鍋を持って行ったら、そこに入れてくれてテイクアウトできる飲食店が増えるといいなと思います。実際に鎌倉の飲食店では、タッパーを持って行くと、そこに入れてくれる店があると聞きました。中々広がらないのですが、使い捨ての弁当の容器はこれから先も、何とかしていかなければいけないものだと思っています。

 

 

 

――昔は豆腐屋さんがあって、ざるを持って行ったらそこに入れてもらえるというのがありましたよね

そうですね。僕も子どもの頃に経験しています。昔で言うと、ジュースの瓶を酒屋に持って行ってお金を貰ったりもしていましたね。

 

 

――ありました。私が小学生ぐらいの時には、父親が飲んだお酒の瓶を酒屋に持って行って、お小遣いをもらっていました

デポジットというシステムですよね。現在のペットボトルも、もっと何回も使えるぐらいに改良して、使い捨てではないようになればいいと思っています。現在でしたら、Loopが似たようなことを行っていますね。使ったものを販売店に持って行き、アプリで返金をしてもらうという流れです。

 

こういったシステムがあると、家計も助かるようになりますし、ゴミも減っていくので、ぜひ広がっていってほしいと思います。

 

 

――確かにそうですね。今回も、お話ありがとうございました。

 

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SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。社会課題から身近にできることまで幅広く取り上げ、分かりやすくお伝えします。

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