「捨てられない」を「次への価値」へ。
制服リユースがつなぐ、持続可能な社会のカタチ
㈱スモビー
“捨てられない”親心に寄り添い、制服を資源の循環に
卒業を迎えた子どもの制服は「簡単には捨てられない」と処分に迷うものです。そんな悩みに寄り添い、制服の再活用を推し進めるため、株式会社スモビーは全国から宅配で制服を買い取る専門サービス「ラミパス」を展開しています。

「ラミパス」公式サイト https://ramipass.com/
「ラミパス」は公安委員会の古物商許可を得た正規の運営体制を整え、中学・高校の制服を中心に、カバンや部活動のユニフォームまで幅広く取り扱い、これまでに50,000件以上の買取実績を積み上げてきました。
スマホ一つで手続きが完結する利便性と、常に利用者の目線で安心・安全を最優先したフローが特徴です。
査定や管理はすべて女性スタッフが中心となって丁寧に行なわれ、「大切な思い出を、次に必要とする人へ責任を持って届けたい」という想いのもと、きめ細やかなサービスを提供しています。買い取った制服の再販先についても、リユース目的での活用を約束できる「自社の厳しい取引基準」を満たしたパートナーのみに限定し、適正な流通を徹底しています。

在庫問題をきっかけに社会課題との向き合いへ
会社設立は2021年。当初はSDGsを強く意識していたわけではありません。ところが事業を進める中で「過剰在庫」に直面します。すべての制服がリユースできるわけでなく、保管スペースにも限りがあり、産業廃棄物で処分せざるを得ませんでした。

「リユース事業を立ち上げたのに、結局廃棄している」ーーこの矛盾が転機となります。
買い取った制服の約8割をリユース品として再販に充てる一方で、再販が難しい状態のものを有効活用する道を模索しました。その解決策が「古着deワクチン」との連携です。現在では衣類の回収を介して、開発途上国の自立支援や医療などのサポートに役立てています。
これまでに累計で約1,600着を提供。この活動がカンボジアなどでの雇用創出や、約100人分の子どもたちへのポリオワクチン支援へとつながっています。

■スモビーの取り組み詳細はこちら
働きがいも、より多くの人へ
スモビーでは、サービスから派生するSDGs活動だけでなく、運営のプロセスにおいて「働く機会」を拡大する取り組みにも力を注いでいます。
利用者に最初に届く「買取キット」の制作を近隣の就労支援施設に依頼することで、障がいを持つ方々に就労機会や社会参画の場が生まれています。
また、社内の職場環境においても、子育て中のスタッフが主体となって働ける「家庭・子育てファースト」の考え方を重視。急な発熱や行事などにも柔軟に対応できる体制を整え、多様な背景を持つ人々が互いに助け合い、無理なくやりがいを持って自分らしく働ける職場づくりを推進しています。

制服の先にある新たなリユースの視点
スモビーは、制服のリユースという枠組みを越え、卒業後の制服と共に役目を終えることが多い「参考書」にも着目しています。集まった本を地域へ寄付したり、自由に利用できる「受験部屋」のような学習環境を整えるなど、「次に必要とされる場所へ届ける」サービスを将来的にはさらに広げていく構想を掲げています。



