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㈱阿蘇ファームランド – SDGs企業紹介|リンクウィズSDGs

SDGs活動紹介

カラフルボーダー

SDGs OPERATIONS

「健康と福祉」を通じて多くの人が
笑顔になれる取り組みを

㈱阿蘇ファームランド

2016年の熊本地震が大きなきっかけに

阿蘇ファームランドは、人々の健康づくりに役立つ施設として、厚生労働省や熊本県からも認められたテーマパークです。約100万m²の広い敷地の中には、ドームホテル「阿蘇 健康の森」や、温泉や運動施設のある「阿蘇 元気の森」など、健康を増進する施設が揃っています。

もともと2014年ごろから健康増進に力を入れていたのですが、さらにSDGsで目標とする健康・福祉・強い街づくりなどに取り組むようになったのは、震度7が2回観測された熊本地震がきっかけでした。
この地震により阿蘇ファームランドのある阿蘇郡南阿蘇村は、大きな被害を受けました。すぐ近くの阿蘇大橋は崩落、熊本市内へと続く国道57号線は土砂崩れで遮断、近隣の多くの住宅や施設が全壊という状態でした。
阿蘇ファームランド内でも地割れなどの被害があったのですが、「健康の森」ドームホテルの被害はゼロ。こうしたことから、南阿蘇村の第二避難所として、家を失った多くの人がドームホテルに身を寄せることとなりました。

 

地震学習や災害に強い「ドームハウス」で住み続けられる街づくり

この「ドームハウス」は当社の社長が考案したもので、柱のない丸い構造が揺れを吸収すること、素材が発泡スチロールで軽く断熱性が高いことなどから、色々な活用方法を考えられます。

 

 

その一つが、避難所として活用することです。地震はもちろん、風を流す構造が台風などの災害にも強いことが証明されています。もう一つは、野菜栽培に使うことです。夏涼しく冬は暖かいことから、ビニールハウスとしても利用することができます。
また、地震の経験から、小・中・高校生を対象にした災害学習もスタートしました。阿蘇ファームランドから、現在は震災ミュージアムになっている元東海大学阿蘇校舎は数百メートルしか離れていません。さらに、その先の阿蘇大橋の崩落現場も震災遺構として残っています。
こういった震災の現場や大きな亀裂が入った地面などを学生たちに見てもらうことで、地震を風化させないという取り組みです。学生たちからは「地震があった頃はまだ小さかったが、思い出した」という声もいただいています。このような災害学習や災害に強い家づくりなど通じ、災害に備える・強い地域づくりに取り組んでいるところです。

 

健康優良法人として、エコアクション21認定企業としての取り組み

当社は「健康テーマパーク」というコンセプトに沿った講座の開催、健康レストラン、運動施設などの取り組みが評価され、健康経営優良法人に認定されました。
健康レストランでは、自社農園で栽培した農薬・化学肥料を使わない安心・安全な野菜を使用。きのこ・イチゴ・サニーレタスなど、現在レストランで出す野菜の約6割を生産できるようになりました。肉も地元の特産である、あか牛などを用いています。この取り組みは、「つくる責任 つかう責任」「陸の豊かさを守る」にもつながります。

さらに社員の健康増進として、定期的な検診や健康セミナーの受講、食事指導なども推進。数値のよくない社員には、施設内のジムを開放しています。また社員の働きがいとして、有給の取得率100%、女性の管理職の登用といった取り組みも行いました。
このほかCO2削減などの環境経営に取り組むため、エコアクション21の認定企業にもなりました。地元の食べ物を食べる、食品ロスを出さない、社内のゴミを減らす、野焼きを中止するといった小さな取り組みも、継続することでCO2削減などに役立つことができます。

 

 

食生活改善など、社員自らが率先して日々「健康維持増進」に取り組む

 

地域に貢献することでSDGsにつなげていく

私たちの一番の目標は、阿蘇ファームランドを子どもも大人も笑顔で楽しめる健康テーマパークとすることです。そのために健康と福祉、住み続けられる街づくり、環境問題などへの取り組みを行っているともいえます。
将来的な取り組みとしては、被災後に車中泊できるよう、当社の駐車場をRVパーク化することを考えています。現在「健康の森」のドームハウスは避難所として受け入れ可能ですが、3000台止められる駐車場をRVパークとすることで、より多くの人たちの受け入れが可能になります。熊本は震災後キャンピングカーが増えているそうで、何かあった時のために用意をしていく予定です。

SDGsの取り組みは幅広く、一見すると大きなものに感じます。しかし、地域の人々を健康にする、避難所を作る、災害学習を行う、環境問題に取り組むといった地域貢献を10年、20年と続けることで、SDGsにつながり、貢献できるのではないかと考えています。

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