
「当たり前」の思いが
SDGsへとつながる事業構築へ
㈱サニックス
持続可能な社会へ向けて、SDGs以前から取り組む
株式会社サニックスは、戸建住宅、ビル、オフィス、レストランなど、住環境設備の安全を実現するサービスを多数提供しています。
創業時はシロアリ駆除から始まり、1994年には産業廃棄物をエネルギー資源として再生・再利用するリサイクルシステム、2009年には太陽光発電によるエネルギー事業など「持続可能な社会の構築」に向けたさまざまな事業を展開しています。
SDGsのために事業を始めたというよりも、これらの事業はSDGsが注目される以前から取り組み続けていたものばかりです。
創業者の「思い」を社員へ
サニックスには「仕事が教育で、教育が経営である」という経営理念があり、新入社員の研修から現場での社員教育に特に力を入れています。
サニックスの事業は、ユーザーが気づきにくい問題を解決することが多く、正しい知識がなければ良し悪しを見極めることができません。
ただ仕事を黙々としているだけでは、異変を見落としてしまうこともあります。小さな異変に気づくためには、日々の仕事の取り組み方が重要です。
我々は、働く原動力は「仕事に対する使命感」であると考え、社員教育では私たちの仕事の必要性や意義を理解、それによる使命感の醸成から取り組んでいます。また、一人ひとりの潜在能力を引き出すために、メンター制度の導入や、従業員満足度調査を行うことで「社員一人ひとりが自分らしく働ける環境づくり」を実現しています。
お悩みごとの解決から持続可能な事業構築へ
創業当時はシロアリ防除事業を展開していたサニックスが、新たにエネルギー事業に注目した経緯は「産業廃棄物の処理」がきっかけでした。
病院の衛生管理を行う中で、医療廃棄物処理のニーズを把握し、これからは廃棄物を浄化して自然に返す静脈産業が重要になると考えた結果、産業廃棄物の中間処理(焼却処理)事業を開始しました。
そしてさらには、焼却処理事業の運営過程で廃プラスチックの燃焼カロリーの高さに注目。廃プラスチックの燃料化を構想し、その燃料をエネルギーとして再利用する「資源循環型発電」の展開に至ります。
「社会貢献をする事業」と考えるのではなく、お客様の「悩みごと」をどのように解決するのか、私たちの「当たり前」の思いが、SDGsへと繋がるきっかけとなっています。
企業だけでなく地域との交流も大切に
創業者である宗政伸一は、「青少年育成に貢献できる施設を」という思いのもとスポーツ総合施設「グローバルアリーナ」を建設しました。
グローバルアリーナでは、ワールドラグビーユース交流大会などの国際大会、ブルガリアの文化を紹介する「ブルガリアフェスティバル」など、さまざまなイベントが開催され、多様性のある施設として地元市民からも愛されています。
また、施設を提供するだけではありません。小中高に赴き、出前講座をおこない「青少年の教育」に力を入れた取り組みも多く展開しています。
サニックスは、創業者の「100年先も快適に暮らせる住環境を整えたい」という思いから、さまざまな事業を展開してきました。
これからも、私たちは社員一丸となって、企業理念である「次世代へ快適な環境を」を意識した事業を展開し、結果としてSDGsに貢献できればと考えております。