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宇都宮製作㈱ – SDGs企業紹介|リンクウィズSDGs

SDGs活動紹介

カラフルボーダー

SDGs OPERATIONS

製品に愛を持って向き合い、社会への使命を果たす。
これからの未来をつくる宇都宮製作

宇都宮製作㈱

『まもる』を製(つく)る!

宇都宮製作株式会社は、1903年に創業した医療・衛生用品のファブレスメーカーです。その業務内容は、衛生手袋の開発や販売、医療・介護施設への業務用品の販売や卸、食品産業の衛生管理製品や工業用製品の開発・販売、量販店向け製品の開発や販売など多岐に渡ります。

 

そうした中でお客様からよく聞かれていたのが「宇都宮製作って何屋さん?」という言葉でした。衛生用品のお客様からは“手袋屋さん”、介護業界の方からは“卸屋さん”と、皆さんが持つイメージはバラバラでした。

 

そこで創業110年を迎えた2013年、統一したイメージを持っていただきたいと作ったのが「『まもる』を製(つく)る!」というブランドメッセージです。

・身の回りの清潔を衛る
・目に見える資産を護る
・目に見えぬ価値を守る

衛生、自然環境、品質、食の安全、快適な生活、お客様の企業価値、生産効率など……私たち宇都宮製作は、さまざまな『まもる』ものをつくり出す会社です。

 

 

持続可能な未来に取り組む「ウツノミヤ宣言」

宇都宮製作は、事業を通じて人と環境の未来をまもる取り組みとして、2021年「ウツノミヤ宣言」を発表しました。

 

私たちは品質管理を重要視しており、ISO14001(環境マネジメント)、ISO9001(品質マネジメント)の認証を取得してきました。2017年には、それらを発展的に統合させた自主基準「BECIQ(ベーシック)」を制定。さらにSDGsの観点から、従来の品質管理・環境問題への取り組みを具現化させた「ウツノミヤ宣言」へとつながったのです。

>ウツノミヤ宣言についてはこちら

 

この宣言のもと、
「人と環境にやさしい『製品』を」「人と環境にやさしい『会社』に」「人と環境にやさしい『社会』へ」
の3つの活動を行なっています。

 

「人と環境にやさしい『製品』を」の主な取り組みとしては、パッケージのコンパクト化があります。容量そのままにパッケージが小さくなれば、資源削減や省スペース化につながります。また、取出口が袖口部分になるように手袋の向きを揃えることで、手袋の指先に触れずに取り出せる、衛生的で使いやすいパッケージの開発なども行っています。

こうした「人と環境にやさしい」基準に適合した製品に、ウツノミヤ宣言マークを表示し、活動を推進しています。

 

 

人と環境にやさしい社会を目指し「手袋廃棄ゼロ活動」でゴミを削減

「ウツノミヤ宣言」には、このほかにも、手袋廃棄ゼロ活動、マスク配布活動、小学校での感染管理教室開催、人権宣言・健康宣言の発表などがあります。

 

品質管理において抜き取り検査を行い、検査後に残った手袋や、外装不良などで販売できないものを廃棄していました。しかしこれらを役立てようと始めたのが手袋廃棄ゼロ活動(「RE Pack」「US Pack」「Simple Pack」)です。

 

「RE Pack」では、検査後に残った手袋(検査後の問題の無い手袋)を詰め替え(RE Pack)し、一般社団法人へ寄付したり、X(旧Twitter)や展示会を通じて配布したりして、様々な場所で活用いただいております。

 

詰め替え(RE Pack)の様子

 

「US Pack」の活動では、同じく残った手袋を「US Pack」(当社独自の専用パッケージ)に詰め替え、X(旧Twitter)や展示会を通じて趣旨に賛同していただいた方に配布。また、2024年からは新たにお客様の声から生まれた簡易パッケージの「Simple Pack」を追加し、賛同していただいた方へ配布しています。今では「RE Pack」と「US Pack」、「Simple Pack」の活動を通じて寄付数は35万枚(2024年9月現在)を超え、手袋廃棄ゼロ活動に賛同いただいた方によって活用いただいております。

 

この活動により、検査後の手袋の廃棄を削減できるだけでなく、手袋廃棄ゼロに関して興味を持ち、賛同いただける方を増やすことができました。

 

US PackとRE Packをプレゼントした「手袋廃棄ゼロ活動第20回記念」

 

 

子供たちの衛生をまもる「感染管理教室」

「人と環境にやさしい『社会』へ」の活動の一つとして、東大阪市立弥栄小学校での「感染管理教室」があります。この活動は地域貢献のために、2015年にスタートしました。

 

事前に小学校の蛇口などで菌を採取し、当日に培養した菌を見せると、子供たちから驚きの声が上がります。身近なところに菌が潜んでいること、正しいマスクの付け方、手を汚さず手袋を着脱する方法など楽しく学べた、という子供たちの声をいただきました。

 

また先生方からも、コロナ禍で役に立った、インフルエンザが流行した時に学校閉鎖がおこらなかった、という声が寄せられており、今では近隣の小学校教員が見学に来るほど話題となっています。

 

東大阪市立弥栄小学校で行われた「感染管理教室」

 

課題を解決し、未来をつくる

手袋などの消耗品は、とかくコストにばかり目がいきがちです。
しかし行き過ぎたコスト競争は、海外の製造工場に対して過酷な労働環境を生み出す原因になりかねません。
そうした世界的な課題を踏まえ、私たちは2022年に「人権宣言」を発表しました。

>人権宣言についてはこちら

 

この人権宣言に基づいて、ビジネスに関する全ての人権を尊重するために全社員が取り組んでいます。

 

一方で製品づくりにおいて、「安心・安全・信頼性」を当たり前のように追求し続けなければならないと考えています。
その上で、私たちの製品やサービスを利用していただいた方が、当社のファンになっていただけるように。業績や数字の目標を追うのではなく、会社そのものに「ワクワク」を感じていただけるような取り組みをしたいという思いがあります。
そのためにも課題を解決でき、いち早く世の中に提供できるようなユーザー様に寄り添える「開発力」を高めて参ります。

 

事業を通じてさまざまな課題を解決しながら、市場や時代をつくり、その先にある未来をつくる――。
創業120年の歴史を刻んできた宇都宮製作は、これからも製品に愛を込めてつくり続け、社会的な使命をもってウツノミヤ宣言を推進して参ります。

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