
MSC「海のエコラベル」について学んだガクテンソクに取材!「イキって買ったシーリングファン」がSDGsに!独自の視点でSDGsを語る
持続可能な漁業を推進する国際的な非営利団体MSCの日本事務所・MSCジャパンは、「海の恵みをもっと、ずっと。選ぼうMSCラベル」キャンペーンを6月3日~7月2日の1カ月間、実施しています。
キャンペーン開始に合わせ、MSCジャパンのアンバサダーであるココリコ田中直樹さん、サステナブルな活動にも取り組むボーイズグループOWV(オウブ)、お笑いタレントガクテンソクの皆さんを迎えたキャンペーン記者発表会を渋谷よしもと漫才劇場にて開催。
このイベントに合わせ、ガクテンソクの奥田さん・よじょうさんへインタビューを実施しました。
当日のイベントレポートはこちら。
《プロフィール》ガクテンソクさん
吉本興業所属。ボケのよじょうさんとツッコミの奥田さんのお笑いコンビ。2005年9月結成。昨年度のTHE SECOND~漫才トーナメント~では国分寺にまつわるネタを披露し、2代目王者に。

身近にある、MSC「海のエコラベル」付き商品
ーーイベント内で、MSC「海のエコラベル」についてご存じなかったとの発言がありましたが、イベントを受けてMSC「海のエコラベル」についてどのような印象をも持たれましたか?
奥田さん
MSC「海のエコラベル」が付いているものを食べてみようかなと思いました。本当にいい活動だと思うんで。企業さんは儲からないと動きづらいので、「MSCラベルがついてる商品の方が売れるんだ」ってなったら、それが増えていくことになるのではないかと思います。
僕らは買うしかできないですけど、今後買っていこうと思います。
よじょうさん
MSC「海のエコラベル」付きの商品の写真を見ると、既によく買っているものがめちゃくちゃあったんで。もう継続的に買いますよ。あ、これもそうなんやって新しい商品も買ってみようかなと思いますね。
奥田さん
広まったら、田中さんの活動の手助けにもなりますしね。

めずらしく“意味のある”アハ体験
ーーイベント内でアハ大漁ムービーを体験していましたが、印象的だったことなどありますか?
奥田さん
イベント中は僕らよりも先にOWVがボケ出して。まずいなあっていう。OWVの中川さんと考えていたボケが被って。※「太平洋がインドシナ海になる」っていうボケ、俺は太平洋じゃなくて大西洋やったけど。
※イベントでのできごとについて、詳しくはこちら
司会のタケトさんに「このあと俺に振るな、今頭真っ白やから振らんといてくれ!」って思っていました。でも、ああいうのがなんかいいですよね。
一般的なアハ体験ムービー自体にあんま意味ってないじゃないですか?やけど、意味あったもんな。
よじょうさん
正解が根拠あることだったもん。
奥田さん
まじであんまないよな、嘘やもん大体。本当に変化するんだっていう。
ホンマにカツオの生態のことが分かるっていう、それがまだ順次Instagramに上がっていくんですか?面白そうです。
■アハ大漁ムービーはこちら
https://www.instagram.com/mscjapan/

普段から取り組んでいるSDGsとは
ーー今回のイベントを経て、SDGsに関連してなにか取り組んでみたいと思ったことはありますか?
よじょうさん
日頃やってるようなこと、分別をしっかりするとか。ひとつ進んで、スーパーに持っていってリサイクルのとこに入れるとか。そんなことをやっていったほうがいいもんちゃうかなって思います。いきなり大それたことはできないかもしれないので。
奥田さん
SDGsの開発目標が17項目あって、企業とか政府じゃないと難しい項目もあって。
俺らにできることって環境のこととかなんじゃないかなと。それをみんながやることで、上手く回っていくもんなんじゃないかなと思ってます。
食糧問題も1番身近な持続可能なSDGsなんじゃないかな。米問題とかで持続可能じゃないから高くなって。少ないから高いっていう多かったり、安定していないんですよね。今回の選挙に行くこともSDGsなのかもしれない。
ーー普段の食生活でSDGsを意識して行動されていることはありますか?
奥田さん
僕は食べ物を残さないですね。売れた人ってさ、ちょっと弁当残すやん。
よじょうさん
あー残す残す。
奥田さん
あるあるじゃない。
よじょうさん
ああ、そうだね。ゴミ箱に半分だけ食ってバーンとか捨てられてるの見ると、ちょっと「うわっ」てなるんですよね。そういうことがなくなればなと。
奥田さん
僕は残さないっていう心情なんで、たまにお弁当に入ってる甘いお豆さんとか、全く理解できないけど、残さないって決めてるから食べてます。
ーー苦手なんですね(笑)
奥田さん
お弁当に入っている意味がないんですけど、それも残さないって決めてるんで食べてますちゃんと。

魅力的な、国分寺の無人販売所
ーー地産地消なども SDGs に関連しているかと思うのですが、ガクテンソクのお2人が国分寺を散歩する動画で、野菜の無人販売に立ち寄るシーンがありましたよね。
よじょうさん
ありました、よく無人販売所で買ってます。
奥田さん
土のついた玉ねぎとかね、あるんですよ。
よじょうさん
あれいいんですよ。本当に。
ーー最近も買われたりしていますか?
よじょうさん
買います買います。この間もラディッシュ買いました。
ーーラディッシュが売られているんですね!
奥田さん
イキんなって。国分寺が野菜の種類で。ラディッシュとかルッコラとかクレソンって、おしゃれ野菜をつくんなよ国分寺が。
よじょうさん
でも採れてしまうんですよね。これはほんまにいいことで、全部売れたりしてるんで。安いし。
奥田さん
流通にのせてないから安いんですよね。人が採って置いてるだけなんで、そういうのもいいかも。
よじょうさん
増えたらいいんですけどね。

思わぬ行動がSDGsに繋がっていた
ーー普段の生活の中で「この行動 SDGsっぽいかも?」と思ったエピソードはありますか?
奥田さん
引っ越して一年半経ったんかな?家賃むっちゃ高くて無理して住んだんですけど、高くなった以上、おしゃれにしようと思って。
シーリングファンライト、天井に喫茶店とかでよく回ってるやつ、あれつけたんですよ。
夏場は本当に涼しい。空気が循環して。冬場は暖かい。おしゃれで SDGsですよね。結果的に。イキりたかっただけなんですけど。
ーーすごく質問の趣旨にぴったりなエピソードをありがとうございます。
奥田さん
たまたまSDGsでした。
よじょうさん
僕は基本歩きです。運動も兼ねてですけど。
ーーどれぐらいの距離を歩きで移動されるのですか?
よじょうさん
30分ぐらいは歩きます。余裕でいけますね。
奥田さん
国分寺を?無理やろ。初めての駅とか、知らない現場とかやったら景色みたりしながら歩くけど、俺もたまに。国分寺で30分?
よじょうさん
いけるいける。いけるんよ。やっぱ歩いてますね。

SDGsのネタを制作した過去
ーー以前、 SDGsをテーマにした漫才をやられたことがあると伺ったのですが、その際にネタ作りに苦労したことなどあれば教えてください。
奥田さん
ネタ作りに関しては僕が1億対0の比率でやってますけど、簡単でした。意外と。
むしろ別にそもそもふざけるものではないじゃないですか?例えば教育格差とか、二酸化炭素問題とか言った時に、「いや自分ができること言えや」って突っ込めるんで。
「なんやねん二酸化炭素って、じゃあ息止めろや」みたいな、身の丈に合ってないことを言うだけでボケになった。
僕はSDGsの開発目標が17個も項目あって助かったなって感じです。
ーーどういった経緯でSDGsのネタを作ることになったのですか?
奥田さん
コロナ禍やることがなくて、YouTubeをたくさん撮っている時があって。僕がその時のニュースとかを解説するみたいな。SDGs とは何かっていうのを説明するみたいな動画を出していて。それを吉本興業の社員さんが見つけて。
ーーそうだったんですね。もともと知識を持たれていたのでしょうか?
奥田さん
ニュースが好きなんですよ。ゴシップとか都市伝説とかも好きで、それらに付随したものを調べるのが日常なんで。だからSDGsをテーマにした漫才を頼まれたときは、「はい、SDGs。分かりました」みたいな感じですぐいけました。
―― 書籍/活動紹介 ――
SDGsはもちろんのこと、サステナブル・エシカルな視点から記事を制作する編集者・ライターの専門チームです。社会課題から身近にできることまで幅広く取り上げ、分かりやすくお伝えします。
他の特集記事を見る

OTHER ARTICLE