990円のジーンズがつくられるのはなぜ?―ファストファッションの工場で起こっていること 長田華子 著
世界の縫製工場といわれるバングラデシュには、
世界中のアパレル企業から大量に注文が殺到します。
世界に販売網をもつH&M、GAPも、日本のユニクロにとっても激安商品の供給国なのです。
1カ月4000円ほどで働く女性たちの生活から、グローバル化した世界の現実が見えてきます。
目次
-
この本を読まれるみなさんへ
第1章 バングラデシュの縫製工場で働く7人の女性
第2章 女性たちが縫製工場で働くわけ
第3章 世界一人口密度が高い国――バングラデシュ
第4章 バングラデシュが世界の縫製工場になったわけ
第5章 ファストファッションが日本に届くまで
第6章 スウェットショップの喜べない現実
第7章 グローバリゼーションに立ち向かう人びと
第8章 わたしたちにできること
あとがき
世界のことを学べる本リスト
参考文献
書籍データ
-
著 者:長田華子
出版社:合同出版
発売日:2016年1月15日
著者プロフィール
茨城大学人文社会科学部 法律経済学科 准教授
東京女子大学文理学部卒業。お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程修了。2014年から現職。主たる研究テーマとして、バングラデシュやインドに加えて日本(東北地方)の縫製産業とジェンダーがある。